「ウソをついてはいけません」と教える道徳教科書の大ウソ!! 「至誠にして動かざる者はいまだこれ有らざるなり」 小学生と父母の皆さん! これは吉田松陰の言葉ではない!!
小学校5・6年生の皆さん。教科書『私たちの道徳』の39ページを開いてみてください。
<「誠実である」ということ
「誠」の意味を、
調べると……。
まこと【誠】
①誠実でいつわりのない心。素直で真面目な心。
②本当のこと
うそやいつわりのないこと。
「誠実」の他に、「誠」が付く言葉には、
どのような言葉があるでしょう。
その言葉には、どのような意味があるでしょう。>
この文章の下に「吉田松陰の言葉」が出てきますね。
<「至誠にして動かざる者はいまだこれ有らざるなり」
吉田松陰(思想家・教育者)
※真心を持って対すれば、動かすことができないものはない。>
これは吉田松陰の言葉ではありません。
<至誠にして動かざる者はいまだこれ有らざるなり>
この文字をコピーして、グーグル検索をかけてみてください。
<出典:『孟子』離婁上>
これは2400年ほど前に中国で生まれた孟子が書き残したもの。
2000年以上前に書かれたものなのに今も売れまくっている孟子の言葉 キリストよりもむちゃくちゃ古いのにね
道徳の教科書が「ウソついていけません」と教えるページに、文部科学省の役人、立派な大学を出た大人が大ウソを書いているのです。
これ、お隣の国、中国の人たちに失礼ではありませんか?
今年4月から始まった正式な教科「道徳」の教科書になぜ、ウソが書かれているのか?
森友学園、加計学園の問題と同じです。
「私が尊敬する吉田松陰を道徳の教科書に掲載するように」(安倍晋三)
この指令は「首相案件」であり、ゆえに官僚は逆らえず、文書の改ざんをやったんです。
もし、私が首相からそんな指令を受けた文科省官僚だったら、頭を抱えていたでしょう。
吉田松陰が「道徳的な人間」とは180度かけ離れた行動を取っているからです。
<死を畏れざる少年三、四輩、弊塾まで早々お遣わししかるべく>
これは、老中・間部詮勝の暗殺を決意した吉田松陰が小国融蔵に出した手紙です。
「死んでも構わない少年、自殺志願者、自爆テロ要員を3、4人、松下村塾に早く送ってくれ」ということ。
このとき、老中暗殺計画を親友の高杉晋作、久坂玄端に反対され、ふたりを罵倒、絶交して、吉田松陰は難儀な立場にあったんですね。
「至誠にして動かざる者はいまだこれ有らざるなり」
これ、「誠実に真心をもって話せば、みんなわかってくれる」という意味じゃないのでしょうか?
<一人の妖猾さへ仆れ候へば、天下の事は定まり申すべく候>
これは江戸にいた松浦松洞に吉田松陰が出した手紙です。
「一人の悪人をぶっ殺せば、世界は平和になる」ということ。
安倍晋三は「対テロ戦争」のさなか、日本史上でもまれにみる過激派、テロリストを「道徳」の教科書に掲載させたのです。
学校でのいじめのなかでも最も醜悪な「葬式ごっこ」を発明したのも吉田松陰です。
松下村塾で吉田松陰が最も可愛がった門下生が、吉田栄太郎です。松蔭が牢屋に入れらる際、長州藩の重鎮に抗議したひとり。栄太郎は親、上司からむちゃくちゃに叱られ、渋々、松蔭との縁を切りました。
しかし、松蔭には栄太郎の置かれた立場を理解できないんですね。
「お前が俺を慕っているのはわかっている。なぜ、正直になれるのだ?」
「俺が手紙を出したのに返事がないとは何事だ?」
「お前が親を思う気持ちは私情にすぎぬ。この天下国家の非常時に通用せぬわ」
などと松蔭は栄太郎を罵倒しました。
「栄太郎は生きているが栄太郎の心は死んだ」
吉田松陰は松下村塾で線香を炊き、吉田栄太郎の葬式をやったのです。
史上まれにみる「いじめっ子」「過激派」「テロリスト」を安倍晋三は「道徳」の教科書に掲載するよう命じたのです。
小学校5・6年生の皆さん!
次の道徳の授業で先生に質問してください。
「教科書39ページにある言葉は本当に吉田松陰の言葉なんですか?」
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