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2018年6月10日 (日)

武士のみ「借金帳消し」「働かなくても給料は出す」 ロスチャイルドが仕組んだ「明治維新」「廃藩置県」計画

 明治維新「日本の夜明け」後、新政府が真っ先にやったことはなんだったのか?

 明治4年7月14日。東京在住の藩主が皇居に呼び出された。

「藩を廃し県を置く」

 廃藩置県は「天皇の詔書」という形式で一方的に読み上げられた。

Photo

廃藩置県を描いた錦絵

 反対を叫ぶ者はいなかった。この国に、たったひとりも。

「明治新政府が藩札と外国からの借金を引き受ける」

 各地の藩主にとって「藩がなくなる」=「借金が帳消しになる」ことだったからだ。

 さらに、

「士族全員に政府から秩禄(給料)を支給する」

 明治天皇は「官職につかなくても士族(武士階級)には生活費を支給する」と言ったのだ。

「人口の5%に不労所得を与える」

 文句のある武士がいるわけがないけど……。

 財源は? そんなお金がどこにあるの?

 そのわずか5年後の明治9年8月5日。「金禄公債証書発行条例」が公布された。

「秩禄を全面的に廃止し、強制的に公債に切り替える」

 こんなインチキがあるか?

 秩禄の支給は国家予算の4割近くを占めていた。遊んで暮らしている士族、人口の5%に、税金の4割が支払われていたのだ。

 そんなむちゃくちゃな財政は、当然のことながら、たった5年しか続かなかった。

 このインチキ、完全なる詐欺は、桂小五郎(木戸孝允)邸で秘密裏に練り上げられた。完全な密室会議だ。出席者は、

 桂小五郎、井上馨、山形有朋。

 長州藩の3人は、天下の悪法「三七カ年賦皆済仕法」により「利子だけ払って暮らしてきた」多重債務者だ。

 西郷隆盛、大久保利通、大山巌、西郷従道。

 薩摩藩の4人は、「無利子250年の分割払い」を金貸しに強制して生き延びた多重債務者だ。

 ここに「幕末最大の悪役」公家の岩倉具視、土佐藩の後藤象二郎、板垣退助、佐賀藩の大隈重信、江藤新平ら実力者の名前はない。薩長以外の実力者は「秘密会議に参加してもらっては困る」存在だったのだ。

 薩長同盟とは「借金王同盟」に他ならない。

 この7人には、もうひとつの共通点がある。全員が英国から武器を買った面々なのだ。

「幕府軍15万vs長州軍3500」

長州軍の勝利は、英国「ジャーディン・マセソン商会」から買った最新式ライフル「ミニエー銃」4300挺がなかったら「起きなかった奇跡」だ。

 廃藩置県により「維新」は完了した?

 そんなの大ウソだ。

 ミニエー銃購入代金150億円(現在価格推定)をはじめ、薩長は「大名貸し」と呼ばれる大手両替屋から莫大な金を借り、英国から武器を買った。

 それが帳消しとなったのだ。廃藩置県とは軍事費をゼロにする魔法だった。

 ミニエー銃4300挺の金の流れはこうだ。

 大名貸し→長州藩→ジャーディン・マセソン→最大の出資者ロスチャイルド家。

 廃藩置県により大名貸しは次々に破たんし、日本の金融市場は焼け野原となった。

 大名貸しが夜逃げしても「金を借りたい客」が減ったわけではない。需要はそのままで供給が消えた。

「大名貸しに替わり、私どもが御用立てしますよ」

 ロスチャイルド家にとって、焼け野原の日本は「広大な新市場」に他ならない。

 薩長同盟成立の立役者と言われている坂本龍馬が希求した「新しい日本」とは、なんだったのか?

<一、古来ノ律令ヲ折衷シ、新ニ無窮ノ大典ヲ撰定スベキ事。>(船中八策)

 憲法制定。法治国家の誕生だ。

 明治23年。大日本帝国憲法制定。

 維新の最重要課題、憲法の制定までに23年もかかっているのだ。

 明治維新最大の悲劇「会津戦争」のさなか、視力を失い、囚われの身となった会津藩の山本覚馬が希求した「新しい日本」とは、なんだったのか?

<臣下ニ権ヲ分カツヲ善トス>

<臣下ノ内議事者ハ事ヲ出スノ権ナク、事ヲ出ス者ハ背法者罪スルノ権ナク、其三ツノ中ニ権壱人ニ依ル事ナキヲ善トス>(目が見えないため獄中で口述筆記された京都御所への建白書「菅見」)

 三権分立だ。

 憲法なしで三権分立が実現するはずがない。

 明治新政府に三権分立を推し進める者など誰もいなかった。

 憲法が制定されるまでの23年間、明治政府は何をやっていたのか?

 明治7年5月。西郷隆盛の弟、西郷従道が突如、3658名の軍勢を率いて台湾に上陸。全土を征服した。

 明治9年2月。薩摩藩の黒田清隆と長州藩の井上馨が軍艦7隻800名以上の軍勢を率いて釜山に入港。韓国に開国と不平等条約を強要した。

 明治新政府が憲法を作る前にやったのは、侵略と大量虐殺だった。首謀者はすべて薩長同盟残党である。

 なぜこんな倒錯が生み出されたのか?

「金を貸す側」に立って考えてみてほしい。

 幕府軍と薩長軍。ロスチャイルド家にとって、どちらが「いい客」だろうか?

 幕府軍が勝ち、日本が「憲法と議会のある天皇制国家」となっていたら、目指したのは、当然、天下泰平だ。政策を継続し平和国家を目指したはずなのだ。

 一方、薩長軍は、内戦に勝っても次々に戦争を起こし、外国の武器を買い続ける。

 当然、ロスチャイルド家は「長いつき合い」が期待できる薩長軍に金を貸す。

 ジャーディン・マセソンが薩長軍に期待したのは「アヘン戦争の継続」だった。

 日本の支配層は、その期待に応え、この国は明治維新から77年後に崩壊する。

 中国アヘン市場の拡大に奔走したのが、安倍晋三の祖父、岸信介だ。

 吉田茂の養父はジャーディン・マセソン横浜支店長だった。吉田茂の孫が麻生太郎だ。

 77年の歳月で、いったい何人の人間が殺されたのか?

 どれほどの自然が破壊されたのか?

(つづく)

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