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2018年6月22日 (金)

「福島原発の水たちに愛と感謝を」「私は放射能に感謝の気持ちを送ります」(安倍昭恵) 反省の気持ちゼロメートル地帯「無人の異界」をひとり行く総理夫人

 2011年3月14日。「トモダチ作戦」参加中の米空母「ドナルド・レーガン」が被ばく。翌日、ホワイトハウスの電話会議でカークランド・ドナルド海軍大将は強く主張した。

「東電福島第一原発から半径250キロ圏内から米国人全員を退去させろ」

 2週間後の3月30日。安倍昭恵はブログにこう書いている。

<先生から「愛と感謝の祈りを福島原発の水たちに送ってください!!」というメッセージが届きました。未だ収束に向かう気配すら感じられない福島原発。江本先生も書かれていますが、放射能を防ぐのも水、広げるのも水・・・。そして津波による甚大な被害、水道水の汚染が懸念されミネラルウォーターを買いに走り回る人々・・・水は恐ろしくもあり、ありがたくもあることを改めて知らしめる出来事の数々です>

「先生」とは、トンデモ本『水からの伝言』を書いた江本勝だ。

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 江本の主張。

 ペットボトル2本に水道水を詰め、一本に向かって「バカ!!」と罵倒し続ける。

 もう一本には「ありがとう」と感謝の言葉をかけ続ける。

 罵倒された水はすぐに腐って悪臭を放つが、感謝された水は芳香を放つ「素晴らしい水」になる。

 つまり、安倍昭恵は「汚染水に愛と感謝の祈りを送れば原発事故は収束に向かう」と言っているのだ。

 江本勝と安倍家の付き合いは、先代の安倍晋太郎の時代からずうっと続いていたようだ。

<昭恵氏はブログで、晋太郎が江本に自らの波動を調べてもらったことがある、と明かしています>(『週刊文春』6月28日)

 私たちの路上の声「再稼働反対!」「子どもを守ろう!」が支配層の耳に届くわけがない。

 安倍昭恵はこうも書く。

<もしも私が放射能だったら・・・

人間のために一生懸命働いてきたのに、いきなり寄ってたかって悪者扱い・・・

悲しいだろうなあと思ってしまいます。

嫌われ者はいじけて大暴れするかも・・・。

原発を肯定しているわけではなく、自然エネルギーに移行していくべきだという考えです。

しかし、放射能自体が悪いわけではない。

悪いのは人間です。

私は放射能に感謝の気持ちを送ります。ありがとう・・・

意識の持ち方は大切です。>(安倍昭恵フェイスブック 2012年1月7日)

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 2015年1月。安倍晋三の政治資金を調べていた日刊ゲンダイがとんでもない領収書を発見した。

<安倍首相にいたっては政治資金で「神の水」を購入していた。

「ダメだ。あの水じゃなくちゃ、ぜったいダメなんだ」

 第1次政権時代、安倍首相が「神」の文字の記されたペットボトルの水を愛飲している、と週刊文春は報じた。その水を切らし、事務所スタッフが別のミネラルウオーターで済ませようとすると、冒頭のように安倍首相は激高したという。>(日刊ゲンダイ デジタル 2015年1月17日)

 夫婦そろってこれだから、安倍晋三が昭恵夫人の暴走を止められるわけがない。

<安倍首相がこだわる水の名は「神立の水」。新潟・神立温泉の地下1400メートルから汲み上げた天然温泉水という触れ込みで、東京・西五反田の「光ジャパン」なる会社がネット販売している。

同社はHPで<老化防止だけでなく、延命効果もある><飲む人を美しくします><神立の水で育てると、かいわれ大根もひと味もふた味も違います!>などとうたう。現在の値段は2リットルのペットボトル6本入りセットで3120円。決して安い水ではないが、かつて安倍首相はこの“若返りの水”の広告塔を務めていたこともある。>

<光ジャパンは「慧光塾」というコンサル会社を率いていた光永仁義氏(05年死去)の長男が社長を務めている。

「光永氏の経営指導はかなり風変わりで、『お告げ』や『悪霊ばらい』を行うなどオカルトじみていました。安倍首相は母親の洋子さんを通じて、光永氏と家族ぐるみの付き合いをして、『お告げ』も受けていた。安倍夫妻は、神立の水を販売する長男の結婚式で媒酌人を務めています。神立の水は光永氏を崇拝していた人々の紹介制で流通しているような商品ですね」(政界関係者)

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「神立の水」日刊ゲンダイ デジタルより

 安倍晋三夫妻は、詐欺の中でも最も悪質な「水高額販売人」の仲人までやっていた!

<安倍首相の資金管理団体「晋和会」の10年分の収支報告書の「少額領収書」をみると、同年4月27日、5月10日、6月8日、7月9日に「神立の水代」として、いずれの日付とも7980円を事務所費に計上していた。神立の水代の総額は計3万1920円に上る。>

 昨年春には、こんな記事も出た。

<「トランプとは相性ぴったり」「森友は3月まで。運勢の底は4月4日」

安倍晋三首相が頼る

「運勢」のお告げ

安倍首相に頻繁に「運勢メール」を送る人物がいる。中原伸之元東燃社長(82)。11年前、総裁選出馬の際も「運勢は最高にいい」と背中を押した。安倍首相は「よく当たるんだ」と信頼しており、その影響は経済政策や人事にも及ぶ。「生年月日」と「易経」に基づく“占い”に国家の命運は掛かっているのだ。>(『週刊文春』HP 2017年4月25日)

「首相官邸の占い師」中原伸之の予言は大外れ。森友学園問題は泥沼化し、今や国民の8割以上が「納得できない」と言っている。

 しかし、安倍昭恵の反省はゼロだ!

<うちの近所に住んでいる人も私の批判をいっぱいしていて><怖いなって思っていたんですけれども、(FBで)やり取りしていくうちに><私との関係はすごい良いものになって。>

<去年なんですけど、この一連の問題があったときに絵本を届けてくれたんですね、自宅まで。やはり彼もいじめられた経験が過去にあったみたいなんですけれど、私が批判されていじめられて見えるのを彼はすごくわかってくれて、かわいそうに思ったみたいで、この本を読んでくださいと届けてくれました>(『週刊文春』6月28日)

 ファーストレディ・安倍昭恵の「意識の持ち方」恐るべし!!

 安倍昭恵にとって、「私への批判」=「いじめ」なのだ。

「国民の8割がいじめっ子で悪だ」

「いじめられてかわいそうな私」

 無敵。安倍昭恵は地上最強の人間だ。

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