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2018年1月 6日 (土)

伊藤詩織さん事件と原発マフィアの闇 55人中33人被ばく 斎藤元章容疑者の金主「高エネルギー加速器研究機構」放射性同位体漏洩事故

 高エネルギー加速器研究機構(KEK)の東海キャンパスは、日本原子力研究開発機構・原子力科学研究所の敷地内にある。

 斎藤元章容疑者を一躍「時の人」に仕立て上げたのは、文科省所管のKEKと原発マフィアだ。

 2014年4月。斎藤元章がエクサスケーラー社を設立。わずか4ヵ月後、KEKと共同研究契約を交わした。

 東京地検特捜部が明らかにすべき「政界ルート」の入り口がまさにここだ。

 逮捕容疑は経産省所管「NEDO」からの詐欺だが、斎藤に渡った最大の血税は、文科省所管「科学技術振興機構(JST)」からの52億円だ。

 2014年11月。KEKに設置されたエクサスケーラー社製「睡蓮」が、スパコン国際ランキング「TOP500」で367位、省エネ性能ランキング「GREEN500」では2位を獲得した。

Suiren

 NHKが『プロフェッショナル』(主人公逮捕で放送中止)で取り上げようとした「斎藤元章伝説」は、どのようにして誕生したのか? 当時のプレスリリースを読めば一目瞭然だ。

<昨年末に「自分達で独自のスーパーコンピュータを開発する」という構想を打ち上げた時には、PEZY社内でも誰も真剣に受け止める社員がいない状態から出発しました。ExaScalerに至っては、今年3月末にはまだ存在していない状態でした。最終的にPEZYでプロッセサ開発を完了してから7か月、実際のサンプルチップを入手してから3か月で、独自開発したスーパーコンピュータを稼働させた例は、世界中を見渡しても前例が全く見当たりません。また同時並行で、高効率で保守性にも優れた独自冷却システムを僅かヶ月の期間で開発出来ましたことは、2つの会社を併せても20名強の社員数でしかないことを考えますと、異例尽くしの開発であったと言えます。>(斎藤元章のコメント 11月6日)

 ……どう考えてもおかしいだろ!

 誰かが「すごい」と言ったわけではない。「伝説」は本人が吹聴し、マスコミが書き写しただけの代物だった。自画自賛。典型的な詐欺トーク。

 しかし、池井戸潤のドラマ『陸王』や映画『シン・ゴジラ』を観て感涙にむせぶ日本人は、これを「グッドニュース」として歓迎した。

 KEK側も「グッドニュース」を発信する必要があった。

 前年の2013年5月。KEK「東海キャンパス」で放射性同位体漏洩事故が起き、所属する小林誠教授のノーベル賞受賞(2008年)の栄光が地に堕ちていたからだ。年間数百億円の血税を得る理由がほぼ消えていた。

 2013年5月23日。ニュートリノなどを発生させるハドロン実験施設が暴走した。

 11時55分。警報が鳴り響き機器が停止。しかし……。

「警報停止はよくあること」

 原子力マフィアどもは実験を続けた。

「中性子カウンターの値が上がっているぞ」

 この報告を受けてもまだ実験は続けられた。

「施設内の線量4マイクロSv/h」

 実験が中止されたのは、警報停止の2時間半後だった。

「線量が低下している」

 ここから「死を賭した底抜け脱線ゲーム」が始まる。

「換気扇を回してみろ」

「さらに線量が下がった」

「よかった。よかった」

 いいわけねえじゃん!!

 換気扇から放射線同位体が漏れ出て、約1キロ先まで汚染された。

 のちに施設内にいた55人中33人、管理区域内にいた1人、計34人の被ばくが確認された。最大1・7mSv(この数字も怪しいが)の被ばくというのだから、重大事故だ。

「実験再開」

 おい!!

「内規の被ばく限度以下だから大丈夫」

 内部被ばくした研究員は通常通りの業務を終え、家に帰った。

 KEKが関係機関に通報したのは、翌日の22時40分だった。

 翌2014年11月。KEKは「中小企業が作った日の丸スパコン」プロパガンダで事故と隠ぺい工作を「なかったこと」にしようとした。

 ペジー社顧問で元TBSワシントン支局長、山口敬之のレイプ容疑逮捕「忖度」ドタキャン事件は翌2015年6月4日。

 事件をもみ消してもらった山口は、翌2016年1月に「TBS社員のまま」新党「日本シンギュラリティ党」を旗揚げ。会計責任者はシリコン樹脂塗料メーカー「シールドテクス」社長の友行信。シールドテクス社の取締役会長は斎藤元章だ(2011年3月就任)。

 2か月後。代表理事・山口敬之、理事・斎藤元章、理事・友行信が「日本シンギュラリティ財団」を山口の実家に設立した。

 5月。山口がTBSを退社し、ペジー社顧問となる。

(つづく)

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コメント

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投稿: LloydSurgy | 2018年1月13日 (土) 04時18分

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