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2017年9月25日 (月)

「東芝の前途を底なし沼にかえた男」スティーブ・ミリガン物語「3・11」彼は原発の爆発を日立製作所子会社社長室で見ていた!?

 カリフォルニア州サンノゼにある日立製作所子会社の社長室。

「3・11」。東芝製、日立製の原発が立て続けに爆発する光景をスティーブ・ミリガンはどんな気持ちで見ていたのだろう。

Photo

「この世の終わり」か?

 それとも……。

 東芝に大ゲンカを仕掛けているミリガンの経歴は、謎に包まれている上に「特異」だ。

 入った大学は典型的な「中の中」オハイオ大学。理系ではなく会計学を学んでいた。

 就職したのは会計事務所「プライスウォーターハウス」で、もちろん、優秀じゃなくては入れないが、「ごく一般的な進路」といえる。

 ミリガンはここで、巨大企業IBMの、しかし、赤字続きのハードディスクドライブ(HDD)部門の監査役となる。

 HDDを発明したのは、IBM社員のレイノルド・ジョンソンであり、IBMが画期的なコンピュータ「305RAMAC」を発売したのは1956年(!)。IBMはパイオニア企業であり膨大な技術の蓄積を誇っていたが、2000年代初頭、巨大な壁にぶち当たる。

 東芝が発明したNAND型フラッシュメモリーの大容量化と低価格化だ。

 ミリガンは赤字の決算書とともに、偉大な製品が日本人に売られていく過程を見ていた。

 2002年4月。IBMはHDD部門を日立製作所に20億5000万ドルで売り、「日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)」が誕生した。

 同じころ、ミリガンは、財務担当副社長としてウェスタンデジタル(WD)に招き入れられ、すぐにCFOに昇格した。

 在籍したのはわずか5年。WDもまた「売れるけど儲からない」HDDが主製品のメーカーだったが……。

 2002年6月21日 WDの株価 3・53ドル

 2007年12月7日 WDの株価 31・53ドル

 スティーブ・ミリガンCFOは、紙屑みたいな株券を価値10倍の財産に変えた。

 ミリガンがWDを去った理由は「人事への不満」だったといわれている。

「自分が次期CEOに選ばれる」

 彼はそう考えていたが、選ばれたのは凡庸な執行取締役だった。

 辞表を叩きつけて……さあ、どうする?

「見返す」のなら、WDのCEOより「大きく稼ぐ」しかないが……。

 なんと、スティーブ・ミリガンが選んだ転職先は、IBMでの仕事を彼から奪った日立GSTだった!!

 ありえない選択だ。

 今回、東芝メモリ買収に名乗りを上げて消えた米「ブロードコム」のホック・タンCEOは、27億円を超える年収を得ているといわれている。

 日本では日産のカルロス・ゴーンCEOの「年収10億円」が、ずうっと非難され続けてきた。

「見返す」なら日系企業はありえない。

 日立製作所HDD部門の累積赤字は、1200億円規模になった時期もあったという。

 スティーブ・ミリガンの狙いはなんだったのか?

(つづく)

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