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2017年7月23日 (日)

原発と地球温暖化はワンセット 狂った米国と世にも不思議な国ぐるみの原発詐欺 サウスカロライナ州「東芝製」VCサマー原発

 国営電力会社サンティ・クーパーは電気料金値上げの手紙を住民に送り、パブリックコメントを募集している。 7%を超える値上げで、報道によれば、その約半分がVCサマー原発建設に注ぎ込まれるらしい。

 8月14日に公聴会が開かれるが、大荒れは必至だ。

 東芝製AP1000ほど矛盾に満ちた原発は他にないからだ。
 中国製原発にもロシア製原発にも装備されている「コア・キャッチャー」がない。
 屋上に50メートルプールが2本ある、という気が狂った設計で、地震が起きれば、真っ先に倒壊する。
 現にカリフォルニア州など過去に大地震があった場所にAP1000の建設は許されていない。
 もちろん、日本を代表するメーカー東芝の原発なのに日本に建設されることは許されない。計画すらなかったことが、AP1000の欠陥を何よりも雄弁に物語っている。
 中国で建設中の三門原発、海陽原発の4基は!?
「3・11」級の地震が起きれば、当然、倒壊。GE製マーク1よりもヤバい。
 どこが最新型? 次世代?
 日本は黄砂や中国の大気汚染の影響を受けていませんか?
 さらに犯罪的なのは、東芝が、「建設中の原発のコストを電気料金に上乗せしていい」という悪法が成立しそうな場所を狙い撃ちにしたことだ。
 それが、ボーグル原発があるジョージア州とVCサマー原発があるサウスカロライナ州だ。
 建前は「CO2排出削減のための原発建設」。
 ボーグル原発の場合、原発を所有しているのは民間企業なので、東芝がサザンに36・8億ドルを支払うことで「一応」「今のところ」逃げ切れた。
 しかし、VCサマー原発を45%所有するサンティ・クーパーは国営企業なので話はむちゃくちゃややこしいことになっている。
 VCサマー原発の55%を所有するスキャナ子会社「サウスカロライナ・エレクトリック&ガス(SCE&G)」の顧客に送られる電気代の請求書には「原子力建設リカバリー」の金額が書いてある。完全な詐欺だが、損害賠償訴訟の証拠にはなる。
 ところが、サンティ・クーパーから送られた請求書にはその項目がない。
 住民が支払った電気料金のうち、何ドルが原発建設に回されたのか、住民にはわからない。
 なぜ?
 サンティ・クーパーは国営企業だから。
 SCE&Gは、サウスカロライナ州公共サービス委員会によって原発建設を監視されている。
委員「半年でいくらかかったの?」
SCE&G「〇億ドルです」
 しばらくして。
委員「その建設費を住民に証明します。原発建設費の電気料金上乗せをしてもいいですよ」
SCE&G「ありがとう(「利益」をうちと株主と銀行で山分けしよう)」
 完全な詐欺だが、このプロセスは曲がりなりにも「公聴会」を経て決定に至る。
 しかし、サンティ・クーパーを監視する人間はひとりもいない。
 なぜ?
 サンティ・クーパーが国営企業だから。
 公共サービス委員会の管轄は民間企業。公務員が公務員を監視するシステムは存在しない。
 地球温暖化詐欺と同様。国ぐるみの詐欺が一番悪質だ。
 サンティ・クーパーの自称「公聴会」は「住民の意見は聞きました」で終わり。ジ・エンド。住民は全米一、高い電気代を払い続けるしかない。
 原発は地上最大の負債だ!
 今すぐやめろ!!
 
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 サウスカロライナ州コロンビアの天気予報。
 地球は温暖化などしていない。

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2017年7月 2日 (日)

「原発+地球温暖化」東芝がサウスカロライナ市民をハメた「一兆円詐欺」原発建設のためにVCサマー原発所有企業は89億ドルを顧客に請求した!! 東芝幹部のメール<社内であっても原発の話はするな>

<トラブル続きのVCサマー原発建設のため、電力会社スキャナと公営企業サンディークーパーは89億ドルを顧客に請求した。>
 ビジネス・ジャーナルのジョン・ダウニー記者の告発だ。
 89億ドルは現在のレートでちょうど1兆円!!
 電気料金は9回も値上げされた。いつまで待っても完成しない原発のために18%もの電気料金が上乗せされた。
 東芝子会社ウェスチングハウス破産申請後のサウスカロライナ州公共事業委員会の公聴会は大紛糾している。
委員「東芝との契約の詳細を公開しろ」
スキャナ「企業秘密なので出せない」
委員「原発建設費の電気料金上乗せをやめろ」
スキャナ「我々はボランティアにはならない」
委員「公共事業を行っているあなたが住民のためにボランティアになることに反対する人間がいるか? いるなら教えてほしい」
 
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 東芝なぜ、東芝メモリ売却額を「2兆円以上」と言い張っているのか?
 VCサマー原発の建設工事中止が決まれば、当然、予想されるのがスキャナ、サンディークーパーに対する「1兆円損害賠償訴訟」だ。
 昨年末、東芝が突如、公表した「損害7000億円」は「いつの間にか」1兆円近くまで膨れ上がった。
 合計2兆円! すべてが米国に送金される!
 東芝への公的資金注入を絶対に許してはいけない!
 産業革新機構が中心の東芝メモリ買収案は税金泥棒だ!
 注目すべきなのは、米国人全員が「犯人は東芝だ」と口をそろえていることだ。住民も公共事業委員も州政府議員もスキャナ、サンディークーパーのトップも口をそろえて「金を払うのは東芝だ」と強く主張している。
 東芝は千万人単位の米国人を敵に回してしまった。
『サザエさん』の提供を続けている場合か?
 東芝の詐欺はどのようにして開始されたのか。
 2008年。東芝はスキャナに約束していた。
「68億2000万ドルで原発2基を建設します」
ウェスチングハウスのHPは、今もこんな宣伝文句を平気で掲載している。
<AP1000は、お金と時間を節約します。>
<AP1000は、世界で最も経済的なプラントです。>
 東芝の宣伝文句はさらに悪質だ。
<モジュール工法や鋼板コンクリート(SC)工法など最新の建設技術も採用されており、建設費の低減と建設期間の短縮が実現されている。>(「AP1000のグローバル展開」東芝レビューVol.65No.12 2010年)
 原発1基を3800億円で建設する!?
 できるわけがない!!
<(モジュール工法などにより)現地工事での作業量が大幅に低減し、ファーストコンクリート充てんから燃料装荷まで36ヶ月の建設工期にめどを得ている。>
 東芝は「VCサマー原発は3年でできる」という大ウソをついていた。
「3・11」。米原子力規制委員会の許可が下りず、原発の着工が大幅に遅れた。
 このとき、東芝の佐々木則夫社長が強調したのが「もうひとつの詐欺」地球温暖化だ。
<当社が(原発プラント)受注を目指していた国で(計画を)撤回すると言った国はない。><(原発は)地球温暖化問題を解決する有力な選択肢>(サンケイビズ 2011年4月14日)
 米国での大惨事が田中久雄社長に伝えられたのは2013年末。
<田中P(久雄・東芝社長)への3Q決算ストーリー説明に関連して、WH(ウェスチングハウス)のコストオーバーラン、減損について下記日程で報告予定です。>(東芝財務部門幹部のメール 2013年12月)
 東芝はかん口令を敷いた。
<社内であっても関係者以外に情報を不用意に伝えず、間違っても社外(会食事、タクシー内など)で本件の会話をすることのないよう、徹底をお願いします。>(東芝原発部門幹部のメール 2014年4月)
 3年以上、東芝は大惨事を隠蔽し、ウソをつき続けた。
「原発は儲かっている」
 2014年8月11日。スキャナは「VCサマー原発の完成は1年以上遅れる」と発表した。
 のちに日本を揺るがす大事件の発端を日本のマスコミは一切報道しなかった。
 2015年3月12日。スキャナの子会社サウスカロライナ・エレクトリック・アンド・ガス(SCE&G)は、建設作業と資本コストに関するスケジュールの改定を州の公益事業委員会に請願した。
<完成は18ヶ月遅れる。>
<当社の資本コスト増加額は6億9800万ドル。>
 このインターネットで誰でも読める公文書を日本のマスコミは一切報道しなかった。
 2015年7月21日。自らの辞任会見でウェスチングハウスについて質問が出ると、田中久雄東芝社長は動揺の色を隠せなかった。
「ウェスチングハウス等……」
 田中社長は絶句し、老いた大型犬のような顔になった。
「ウェスチングハウスですか?」
 なぜ、聞き返す?
「……が原因だとは思っておりませんが……」
 社長から指名されてしゃべり出した前田恵造CFOの説明は、どこからどう見ても犯罪である。
「ウェスチングハウスそのものの数字は、大変申し訳ございません、現状まで開示してございませんが、ウェスチングハウスそのものの上げるキャッシュフロー、ならびに損益につきましては、その8割以上はいわゆる保守ならびに燃料の交換でございます。つまり安定した収益をきっちり上げている、というように私どもは認識してございます。さらにそれに加えまして、近年、東京の国内の、日本の原子力事業部とのシナジー、これが着実に実を結んでございまして、具体的な数字は、本日はちょっと公表は差し控えさえていただきますが、買収当時に比べますと営業利益は大幅に拡大している現況にあるということでございます」
 ウェスチングハウスの減損処理が確定したのは、2年も前の2013年7月23日なのだ。
 東芝とスキャナは大ゲンカ状態となり、新しい契約が成立するのに2015年10月までかかっている。
<建設コスト2億8000万ドルを追加する。>
 建設費は71億1000万ドルに膨れ上がったが……。
 それっぽっちの上乗せですむはずがない!
 わずか1年後の2016年11月。スキャナは東芝に死刑を宣告した。
「固定価格オプションを発動する。建設コスト5億ドルの追加は認めるが、これを超過したら、建設費すべてを東芝が支払え」
 2016年12月末。東芝が突如、7000億円の損失を公表。
 事態がここに至るまで、ウェスチングハウスのダニー・ロデリックは平気な顔でホラを吹きまくった。
「世界中で原子力の需要が高まる」
「気候変動に立ち向かうには原子力が必要だ」
 東芝のウソには、地球温暖化という「もうひとつのウソ」がくっついている。
「2週間ほど前、ホワイトハウスのスタッフ会議に私も参加しましたが、『気候変動の問題に立ち向かっていくには原子力がどうしても必要だ』『これまで以上の規模で原子力が必要だ』と言う声が多く聞かれたことをご報告したい」(記者会見 2015年11月20日)
<温暖化問題への対応で原子力は必要>(毎日新聞 2016年5月4日)
<天然ガスや石油は価格が上下するが、原発は60年間、安定した価格で供給できる>
<中国には200基の原発ができる。うち30~50基は『AP1000』になる>
 2002年に逮捕されたエンロンのジェフリー・スキリング元CEOは今も牢獄でしゃがんでいるが、「原子力ムラのねずみ男」ロデリックは、おそらく、でかい椅子でそっくり返り、うまい酒を飲んでいる。

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