東芝救済の本質 私たちの血税1兆円超→米国のド田舎にある原発4基→月収90万円の白人溶接工→流れ者労働者はキャンピングカーでどこかに消える 産業革新機構にデモ隊を!
いったい、何が起きているのか?
<東芝半導体買収に最大2・8兆円 日米連合が提示準備>
<東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却をめぐり、政府系ファンドの産業革新機構を軸とする日米連合が最大2・8兆円の買収額を提示する準備を進めていることが分かった。>(朝日新聞デジタル 5月13日)
ジョージア州ボーグル原発のケースを整理しよう。
2016年12月末。東芝が巨額損失を公表。
2017年3月10日。閣議後の記者会見で麻生太郎財務相が異例の発言をした。
「ウェスチングハウスは3月中に破産申請すべきだ」
トランプ政権は激怒。
「世耕弘成経産相を呼び出して、説明させろ」
訪米を終えた世耕は、日本国民に対しウソをつき続け、トランプ政権をさらに激怒させた。
「(東芝について)日本に何かしろとか、米国が何かするとかはまったくなかった」(3月22日 国会答弁)
「(東芝の半導体事業売却について)経産省が間に入ってどうこうするということは基本的にありえない」(4月11日 記者会見)
3月末。東芝子会社ウェスチングハウスが破産を申請。
ボーグル原発を所有する電力会社「サザン」のトーマス・ファニングCEOが東京・浜松町に乗り込み、綱川智・東芝社長に詰め寄った。
ファニング「私の目を見てしっかりと答えろ。ボーグル原発を完成させる気持ちがあるのか、ないのか?」
綱川「東芝が責任を持って完成させます」
ファニング「30日間の猶予を与えよう。完成までにいったいいくらかかるのか、調査して報告しろ。30日間の建設費はサザンが支払う」
サザンは業界最大の政治献金を米政府に流している。
ファニングの「ワシントンDC詣で」の日々が始まった。
トランプ政権幹部「日本の一私企業の財務を理由に米国人数万人の雇用が奪われることなど、絶対に認められない」
4月末。ウェスチングハウス幹部がファニングに「分析レビュー」を説明した。
「原発の完成にはあと25億ドルほど必要です」
ファニングは、
「そんな協定は結べない。5月12日までに分析をやり直し報告しろ」
この直後に、風景は一変する。
それまで「東芝と歩調を合わせて原発を完成させる」と言い続けてきたファニングが豹変。
「東芝は37億ドル支払え。さもなくば、6月にも原発建設を中止し、東芝に損害賠償を請求する」
この豹変の裏にトランプ政権の後押しがあったことだけは確かだ。
ここからは想像だが、私がトランプ政権の人間ならこう言う。
「我々は政府債務保証80億ドルを設定し、すでに18億ドルの税金をサザンに渡しているんだぞ」
「我々を支持している白人労働者にこんな説明ができるか? 『わたくしどもは、皆さんの税金をつっこんで、米国人数万人の雇用を奪いました』って言えるか!?」
「なにがなんでも原発は完成させる」
「日本人も我々と同程度の税負担をすべきだ」
「世耕に電話し『日米間の問題になる前に今すぐ動け』と言え」
産業革新機構を監督し、事業評価を行っているのは、世耕弘成だ。
世耕弘成は「自民党ネットサポーターズクラブ」のボスでもある。
「原発反対」の書き込みを判で押したような反論コメントで埋めつくすやつらは誰に雇われているのか?
世耕弘成が鍵を握る産業革新機構の金庫にはいくらあるのか?
HPを見ると、たった3000億1000万円。95%が私たちの血税だが、これでは「東芝救済資金」にはならない。
どうするの?
産業革新機構が金融機関から借金をする場合は、1兆8000億円の政府保証が付く。
「株式会社」産業革新機構は、「カネ貸し屋」ではなく「カネ借り屋」なのだ。
カネの流れはこうなる。
メガバンクに私たちが預けたカネ→米国のド田舎にある原発4基→月収90万円の白人溶接工→流れ者労働者はキャンピングカーでどこかに消える。
産業革新機構が「税金泥棒」であることは、過去の東芝への出資が証明している。
2011年11月。「ソニーモバイルディスプレイ」「東芝モバイルディスプレイ」「日立ディスプレイ」の事業が統合され「ジャパンディスプレイ」が設立された。産業革新機構は2000億円を出資。
ジャパンディスプレイの株価。
2014年4月 811円
2017年5月 209円
たった3年で時価総額3620億円が消えた。
「カネ消し屋」産業革新機構にデモ隊を!!
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