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2017年5月 8日 (月)

東芝を脅迫する電力会社サザンの正体 1989年 社用機が爆発し子会社副社長が怪死 1995年 英国サウス・ウエスタン電力買収 2003年 全米最大の電力会社に

 1980年代。サザンは公聴会で消費者団体から責め続けられていた。

「建設に当初の計画の何倍ものコストがかかったウェスチングハウ社製原発のツケを電気代に上乗せするのはやめろ」

 1989年。消費者団体からの依頼で「企業探偵」(現在はジャーナリスト)グレッグ・パラストが調査を開始。

 1989年4月10日。サザンの子会社「ガルフ・パワー・ユニット」副社長、ジェイク・ホートンが乗った社用機が離陸の数分後に爆発。

 ホートンはアトランタで米連邦検事に会う予定だった。

 直後、ジョージア州の検察官がサザンを起訴しようとしたが、父ブッシュ大統領の圧力により取り下げた。

 1992年。父ブッシュ政権がエネルギー政策法施行。

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 1995年。サザンが英国「サウス・ウエスタン電力」を買収。

 ジョージア州の倍の電気代を英国人から徴収し、貯め込み、サザンは全米最大の電力会社となった。

『わが心のジョージア』に歌われた田舎の電力会社が英国の電力会社を買収?

 完全な法律違反だ。

 米国の「公益企業持株会社法」「連邦電力法」「連邦通信法」はサザンを厳しく規制していた。

 電気料金、電力会社の利益に上限を定める。

 子会社を持つことを禁止する。

 州外の企業買収を禁止する。

 公益企業の政治献金を禁止する。

 米国内の企業買収が禁止されているのに、英国の企業買収はOK?

 サザンに続き、アーカンソー州の電力会社「エンタジー」が「ロンドン・エレクトリシティー」を買収。フランス政府に転売して10億ドル以上を稼いだ。

 サザンの英国侵略から3年もたたないうちに、米国系電力会社が英国電力市場の7割を買占めた。

 誰がそんなことを許したのか?

 犯罪集団の頭目の名は、ヒラリー・クリントン。

 エンタジーの顧問弁護士として、「原発は安全で安価です」と言い続けてきたヒラリーは、「盟友」トニー・ブレアと結託し、10億ドルを欧州から強奪した。

<奇妙なことに、ブレア首相は、巨大なロンドン電力システムがアメリカ・アーカンソー州リトルロックの会社に買収されるのを許した。アーカンソー州のエンタージー・インターナショナルは、かつて知事の妻を法律関連の業務で雇った><その夫の知事ビル・クリントンがやがてアメリカの大統領になり、エンタージーに勤めていたヒラリー・ロダム・クリントンがファーストレディになったときに、その会社は大躍進した。>

<このアメリカの巨大な電力会社は、イギリスの環境法を踏みにじり、条例をめちゃくちゃにしたが、不思議なことにブレア首相が自ら署名した免税措置を得ていた。>(グレッグ・パラスト『告発! エネルギー業界のハゲタカたち』早川書店)

「共和党」父ブッシュ、「民主党」ヒラリーを「エスタブリッシュメント」「ポリティシャン」「エリートども」と呼び、ぶっ飛ばしたドナルド・トランプは痛快な男ではある。もちろん、今のところ、だが。

「俺は誰からもカネをもらっていない。全部、自腹、持ち出しだ」(ロナルド・トランプ)

 さらに、息子ブッシュが大統領になると、すぐさま発表されたエネルギー政策に誰もが目を疑った。

 イの一番に掲げられたのが「原子力発電所の新設」だったからだ。

 息子ブッシュが補助金を与える電力会社4社。

 そこには「社内殺人企業」サザンの名があった。

 サザンは、米国民の血税18億ドルをすでに手に入れている。

 2017年5月。東芝はサザンに脅されている。

「37億ドルよこせ。さもなくば、ボーグル原発の工事を中止し、これまで支払ったかカネを東芝に損害賠償請求する」

 もう一度書く。

 東芝が米国に勝つ方法があったら、誰か教えてほしい。

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コメント

アクセスブロックして逃げなくてもいいじゃないか。情けない保守気取りだなw

投稿: へび | 2017年5月 9日 (火) 22時52分

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