フレンチ・レフト(仏左派)とは何者なのか? 1982年 ミッテラン「社会党」政権はロスチャイルド銀行を国有化し、ギー・ド・ロスチャイルドは米国へ逃亡 2008年 「社会党員」マクロンはロスチャイルド銀行に入行 年収2億円以上を稼いだ なぜだ!?
こんなに「わけのわからない歴史」はフランス以外のどこにもないだろう。
1982年。フランソワ・ミッテラン「社会党」政権が、ロスチャイルド銀行を国営化。
横山三四郎 『ロスチャイルド家 ユダヤ国際財閥の興亡』 (講談社)によれば、仏ロスチャイルド家当主「ウラン王」ギー・ド・ロスチャイルドは次のように嘆いたという。
「ペタンの下ではユダヤ人、ミッテランの下ではパリア(インドの不可触民)。一度しかない人生を二度も廃墟の上から復興しろというのはあんまりだ」
ペタンとは、第2次大戦下、ナチス・ドイツと休戦協定を結ぼうとし、ナチスと同様のユダヤ人政策を策定した仏首相だ。
これが真実なら、今から35年前、フランス社会党とロスチャイルド家は、絶対に和解などありえない敵同士だった。
池内紀 『富の王国ロスチャイルド』 (東洋経済)によれば、ギーは、アメリカへと逃れた。ギーは「社会主義の実験」が行われている間、アメリカに移住して失敗の時を待っていた。
事実上の国外追放。これが真実なら、ミッテランはロスチャイルド家に対し、ロシアのプーチン大統領と同様の強権を発動した。
しかし、日本人が書いた2冊の本は日本の大手出版社から出てきた言説。鵜呑みにしていけないことは言うまでもない。1995年。「ホロコーストはなかった」と書いた文藝春秋社の雑誌『マルコポーロ』は、ユダヤ・ロビーによって瞬時に廃刊にまで追い込まれた。私は神戸の廃墟に派遣された記者として、現場でそれを体験した。
日本人が書いてきたリビアのカダフィは、首尾一貫して「独裁者」「アフリカの狂犬」だったしね。
ギー本人が書いたとされる『ロスチャイルド自伝』は新潮社の本だ。そこに描かれるのは、「ロスチャイルド家の没落」を延々と嘆く「慈善家」ギーの姿で、読んでいて私は本を引き裂きたくなった。
真実など1ミリも存在しない。
東芝を崩壊させたロックフェラーvsロスチャイルド「ウラン戦争」については、次のような回想があるのみだった。
「ウランを探すアフリカでの冒険もあったなあ」
フレンチ・レフトとは何者なのか?
日本人が書き、日本の読者が信じてきたフランスの歴史が真実なら、エマニュエル・マクロンの経歴は、360度どこからどう見ても「ありえない」ものだ。
<2006年に社会党に入党し、2007年大統領選挙で社会党候補のセゴレーヌ・ロワイヤルを支援した。
2008年にロスチャイルド家(仏:ロチルド家)のフランスにおける中核銀行たるロチルド
& Cie(フランス語版)に入行した。2010年には副社長格にまで昇進し、一時期の年収は200万ユーロにも上ったという>(ウィキペディア「エマニュエル・マクロン」)
この男、社会党に入党した2年後に、社会党が一時国営化したロスチャイルド銀行に入行し、2年後に年収2億円超を稼いだ?
フレンチ・レフトの代名詞であるフランソワ・ミッテランとは、何者なのか?
<マンデス=フランスは一九五四年六月に首相に就任し><フランソワ・ミッテラン内相とともに><アルジェリア問題の膠着状態を打破しようと決意していた。>
<警察による鎮圧で、アルジェにおけるFLN組織はまたたくまに解体された。増強された軍により><掃討作戦が行われた。政府はMTLDを非合法化し><主要な指導者たちが逮捕された。逮捕された者は、拷問を受けたことをのちに訴えている。>
<フランソワ・ミッテランも、「フランドル地方からコンゴまで」広がるフランス共和国の統一性を、なんとしても維持すること、「叛徒たち」と共謀者たちを「ありとあらゆる手段で」叩くことを、決然と主張した。>(ギー・ペルヴィエ『アルジェリア戦争』白水社)
| 固定リンク
« 天皇賞(春)で10万円! 福島民報杯で3万馬券的中(自慢)のわしに乗らんかのう? 天皇盾 ダイヤモンドとプロレタリアート | トップページ | 東芝「ヤバい筋から勝手に金を借りた」事件 交渉の相次ぐ先送りに「社内殺人」企業サザンが激怒している! 東芝が抱える「たった一日で8600万円の損害が積み上がっていく」時限爆弾 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント