東芝崩壊は米国の陰謀? ウェスチングハウスをぶっ壊した「マッキンゼー・マフィア」マイケル・L・ジョーダンCEOと西室泰三・東芝会長は「日米経済協議会(JUBC)」の両国代表だった!
<世界一のコンサルティング・ファームの予言は、こんなにも激しく破壊的だ>
マッキンゼー・アンド・カンパニーの本(『マッキンゼーが予測する未来』ダイヤモンド社)が売れているらしいが……。
これを読んで「世界はこうなる」なんつってるビジネスマンはアホだ。
マッキンゼーが送り込む経営者は、まず間違いなく「地上最悪のウソつき」だからだ。
<スキリング(エンロンCEO)はマッキンゼーのヒューストン支社に入った。>
<スキリングはまた昼夜兼行で働き、最年少のパートナーの記録を更新した。>
<ケン・レイがマッキンゼーに惹かれ、さらにはスキリングに惹かれたのは無理もなかった。スキリングは救世主じみた話し方をした。>
<エンロンのロビーがマッキンゼーの若き精鋭たちでごった返すまでに時間はかからず、彼らはエンロン社員にとって欠かせないパートナーになった。>(『エンロン内部告白者』ダイヤモンド社)
ウソをついて株価をつり上げた「マッキンゼー・マフィア」ジェフ・スキリングは今、禁固24年の刑に服している。
マッキンゼーが「破壊的な未来を予測する」のではない。マッキンゼー自身が「未来を破壊する」のだ。
東芝でも同じことが起きた。
1990年代初頭。ロスチャイルドvsロックフェラー「ウラン戦争」での惨敗と経営者のあいつぐ失策により、名門企業、ウェスチングハウスは深刻な経営危機に陥った。
そこに乗り込んできたのは「企業再建請負人」マッキンゼーのマイケル・L・ジョーダンだった(1993年。CEOに就任)。
史上最高のバスケ選手と同姓同名のこの男、何をやった?
ニコラ・ステラの「世界を根底から変えた発明」交流による発電・送電事業を売却。
情報通信・電話事業を売却。
安定収入を得ていた防衛部門すべて売却。
1998年。「最後のパイオニア事業」原子力部門を英国核燃料会社(BNFL)に売却。
むちゃくちゃだ。
「デストロイヤー」ジョーダンがやった「攻めの経営」は、放送局「CBS」買収(54億ドル)のみ。
1997年。ジョーダンは社名を「CBSコーポレーション」に変えてしまった。
ウェスチングハウスの送電線、電燈、ラジオ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機は、米国黄金時代の象徴だったのに!
単なる「放送屋」になってどうする?
解せないニュースに出くわしたら、裏にある「金の流れ」を追え。
ウェスチングハウス原子力部門の売却額は12億ドル。
ジョーダンは12億ドルを手に入れた。
BNFLの金庫から12億ドルが消えたが、これ、ほとんどが英国民の血税なので、「役人」経営者にとっては「痛くもかゆくもない」。つまり、国民から泥棒した金をジョーダンに送金しただけだ。
2006年。東芝がウェスチングハウスを54億ドルで買収。
英国政府の金庫に54億ドルの札束が積み上げられた。
東芝の金庫から当時のレートで約6480億円が消えた。
英国政府は、濡れ手に粟。坊主丸儲け。
12億ドルを手にしたジョーダンは、1998年に引退し、なんと「ミステリー作家」になった。
「華麗な」転身!?
2010年5月。マイケル・L・ジョーダンは73歳で死去した。
東芝は、ジョーダンと英国にハメられた。大損。
「マッキンゼー・マフィア」が最悪なのは、会社だけではなく、他国の政治に介入する点だ。
その一例が、マッキンゼーの元東京支社長、大前研一らがでっち上げた政治勢力「維新」による日本国憲法の破壊工作だ。
マイケル・L・ジョーダンもまた、「日本のシステムを破壊するために」大手町の経団連ビルに乗り込んできた。
「陰謀」が開始された。
(つづく)
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