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2017年3月 1日 (水)

「発明王」エジソンの刺客が来たらメキシコに逃げ込んで撮影を続けろ! 法人vs人間、独占企業vs差別された人間の闘いの果て、「映画の都」ハリウッドは誕生した アカデミー賞の大混乱を深読み

 映画を発明したのは、トーマス・エジソンではない。エジソンが発明したのは、動画を上から覗き見する「キネトスコープ」。史上初めて、大勢の観客の前で映画を上演したのはフランスのリュミエール兄弟だった。「シネマトグラフ」による試写会が行われたのは1895年7月11日。

エジソンは、「実はエジソンの発明品ではない」電球ビジネスと同じことやった。

リュミエール兄弟の会社を買収したエジソンは、映画産業を独占するために「モーション・ピクチャー・パテンツ・カンパニー」を立ち上げた。

直訳すれば「映画特許会社」。映画は娯楽なのに社名に「特許」の文字を挟み込むところにこそ、エジソンの特異性が如実に表れている。

中核は映画製作会社「エジソン・スタジオ」だが、中心人物は、エジソンでもなければ、映画監督でも出演者でもない。最も活発に活動したのは、弁護士と探偵だった。

 エジソンは、映画を製作するすべての米企業に対し、裁判を開始した。

 法人vsユダヤ人、巨大化する独占企業vs映画(物語)の戦争が、「ブロードウェイでもシカゴでもない」聖地・ハリウッドを生み出した。

 1902年。エジソンが、全米の映画会社に送りつけた警告書は、すべての映画ファンに記憶されていい。

<もし、エジソンの機材や映画のみを使用しなかった場合、エジソンの特許を侵害する映画製作を幇助したとみなし、法廷に訴えることになる。>

「ワーナー・ブラザース」4兄弟は、ポーランドからのユダヤ人移民労働者。父は靴職人。長兄のハリーは映写技師となり、歌手である末っ子のジャックのショーに映画上映を組み込んで各地を巡業した。1904年。映画製作・配給を開始すると、4年後にエジソンから訴えられ、映画製作をやめてしまった。

『カサブランカ』『エデンの東』『俺たちに明日はない』など数々の名画、衝撃作を生み出すワーナーのスタジオが復活するのは1918年。ワーナー兄弟が失意のどん底にいた約10年間、エジソンは映画産業を独占したが、「エジソン・スタジオ」は、名画、傑作と呼べる映画を一本も生み出していない。

 法人は、文化を殺した。

 法人は、貧しい人々のささやかな慰めを奪った。

「エジソン映画」を語れる人がいたらコメントをください。

 

 それまでの映画の常識を完膚なきまでに叩き壊した『俺たちに明日はない』公開から50年。

「世界で一番美しい退屈した女」を演じたフェイ・ダナウェイが、アカデミー賞89年の歴史を再び完膚なきまでにぶっ壊した。

ウォーレン・ビーティー「最優秀作品賞は……(おろ?)」

 ビーティーはダナウェイを見た。

フェイ・ダナウェイ「ラ・ラ・ランドだよ!(76歳の天真爛漫)」

 私はやっぱりこの女優が一番好きだ。

 ゴジラをこよなく愛する私だが、彼女の破壊力は10倍以上。

「もうすぐ終わる世界」には、常にフェイ・ダナウェイがいる。高笑いしている。

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