東芝巨額損失事件 サウスカロライナの闇「VCサマー原発2基完成は、少なくとも2年遅れ、コスト超過は16億ドル」ウェスチングハウスと原発所有企業スキャナは、紛争処理委員会で現在も大ゲンカ中
サウスカロライナ州コロンビア近郊にあるヴァージル・V・サマー原発。
原発を所有するスキャナ社のプレスリリースをたどっていくと、工事遅延の発覚は2014年8月。
<2号機の実質的な完成は2018年後半。3号機はそのおよそ12か月後になる。>
建設許可が下りた時点の計画から1年以上遅れる、というウェスチングハウス、ストーン&ウェブスター報告がケンカの発端だ。
2014年10月。
<(スキャナ社子会社で実際に原発を運営する)サウスカロライナ・エネルギー&ガス(SCE&G)のコスト超過負担分は6億6000万ドル(55%)。>
<SCE&Gはこの要求を受け入れていない。>
ウェスチングハウス、ストーン&ウェブスターが、コスト超過分を電力会社に請求し、泥仕合が始まった。
2015年3月。
<ウェスチングハウス、ストーン&ウェブスターとの交渉は続いている。>
<2号機の完成は2019年6月。3号機は2020年6月。>
さらなる工事遅延!
<プロジェクトの総コストは52億ドルと見積もらていた(2007年)が、68億ドルになった。>
VCサマー原発のコスト超過は、16億ドルに及んでいた!
SCE&GのCEO、ケビン・マーシュの声明。
<工事遅延、関連費用の増加の原因は、設計および製造にある。サブモジュールの製造に関する問題だ。今後も、ウェスチングハウス、シカゴ・ブリッジ&アイアン(CB&I ストーン&ウェブスターの親会社)と遅延費用の責任について交渉する。>
大ゲンカは、南部公共サービス委員会、さらに紛争処理委員会(DRB)に持ち込まれた。
2016年10月。紛争処理委員会は、SCE&Gの代理店とウェスチングハウスに対し、建設スケジュールと支払いスケジュールを作成するよう命令した。
2016年12月。東芝が巨額損失を公表。
2017年2月16日。スキャナは東芝と「情報公開」について話し合う予定。
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コメント
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投稿: vipy | 2017年1月31日 (火) 19時16分