日本列島は木の葉の船 マスコミはもちろん原子力規制委員も口にできないこの国の破局「建屋滞留水1400万ベクレルのセシウムを津波が海に連れ去る日」
しーっ! 言わないでね。みんな知ってることだけどね。
2016年7月。原子力規制委員会・更田豊志の堪忍袋の緒が切れた。
「東電福島第一原発の津波対策は何も実現していない」
「堤防はできていない」
「建屋滞留水を座視しているわけにはいかない」
「超高濃度の汚染水を移送せよ」
「タンク増設命令を出すぞ」
更田の激怒を受け、8月に東京電力がこっそり提出したグラフがこれ。↓
建屋滞留水とはなんなのか?
いったい、どれほどの汚染濃度なのか?
セシウム137は「14」ぐらいの位置。
単位は?
<×1・0E6(Bq/L)>
これを瞬時に解読できる人が何人いるだろうか?
「E」とは指数。指数表記のExponentだ。
E1=10倍
E2=100倍
E3=1000倍
E4=10000倍
E5=100000倍
これを調べるのに私も相当な苦労をした。
14×1・0E6(Bq/L)
建屋滞留水のセシウム137は14の百万倍なのだ。
1400万ベクレル!
環境に出していい法定濃度の150万倍超!
しかし、原子力規制委員会の会議に出席した「原子力ムラ」の住人は、誰ひとりとしてこの数値を口にしなかった。
なぜ?
会議の様子はすぐさまユーチューブで公開されるからだ。
「1400万ベクレルのセシウムがなんの対策もないまま放置されている。これを国民に知らせるわけにはいかない」
ゆえに更田はこんな言い方をした。
「タンクの汚染水より5乗も高い」
こんな言い方をされても何もわからない。ピンとくる人は誰もいない。
このグラフは会議当日にネットで公開されたが、「1400万ベクレル」と書いたり言ったりしたジャーナリストを私は知らない。
誰かいた? いたら、教えてください。
2016年11月22日。福島県沖でマグニチュード7・4の地震が発生。1メートルの津波が原発を襲った。原発の陸側を走る国道6号線は一部水没した。
翌23日。地下水観測孔(井戸)№1の全ベータが過去最高値、19000Bq/Lを記録した。
私は何も起きていないふりをして職場に行く。ふりをするしかない。
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