« 明日7・28経産省前テント広場で発行『東芝の深い闇』(書籍CD)郵送も受付中 マスコミが触れない東芝の真実を読んでください | トップページ | 石破茂「安倍独裁に反旗」世耕弘成が経産相に 気をつけろ! 史上最悪の「原発プロパガンダ」が始まる »

2016年8月 2日 (火)

英ヒンクリーポイント原発計画延期 フランス電力取締役辞任 メイ首相「時間が必要」

 20年ぶりの英原発建設をめぐり、英国、フランスが大揺れだ。

 7月28日。フランス電力(EDF)が、ヒンクリーポイントC原発2基への投資を最終決定したが、取締役会で17人中7人が反対を表明。ひとりが「リスクが高すぎる」として辞任した。3月初旬にトマス・ピケマル最高財務責任者(CFO)が辞任したばかりで、ふたりの重役が辞任する異常事態だ。

 投資決定を受けて、エネルギー担当大臣、グレッグ・クラークは次のように述べた。

「計画を注意深く検討し、初秋までに決断を下す」

 新政権の「計画再検討」表明は、身内を切り捨ててまで原発建設に突き進んでいたEDFに冷や水をぶっかけた。

 7月21日。英国のテリーザ・メイ新首相はフランスのフランソワ・オランド大統領と会談。

Photo

<ヒンクリーポイントに原子力発電所を建設する新プロジェクト(総工費180億ポンド)について決断を先送りする計画を説明した。その際、メイ氏はフランスと中国が出資するこのプロジェクトが英国の利益にかなうかどうか結論を出すまでに、時間が必要だと述べた。>(フィアンシャル・タイムズ 8月1日)

 デイビッド・キャメロン前首相とは逆方向の突然の政策変更。

<同氏はこのことを、自分の「やり方」と呼んだ。>

 EDFが投資を決定した7月28日にもメイ首相はオランド大統領と電話で会談。再度、「原発計画延期」の了解を求めたという。

 原発2基の総工費、約2兆4500億円!

「巨額すぎる」という非難の声により、計画は再三にわたり延期を余儀なくされた。

 原発建設への英政府の財政支援は「EUの国家補助規則違反」との声も上がっていた。英国のEU離脱で「外圧」がなくなったとたんに計画が延期された。

 2015年10月。習近平が英国を訪問。ヒンクリーポイント原発建設に中国が約1兆1311億3830万円を出資することが決まった。

「今回の習近平国家主席の訪英は、英中関係が最もよい時期に当たっている。私はこれを英中関係の“黄金時代”と呼んでいる」(デイビッド・キャメロン英国首相)

「今回の習主席の訪英でこれまでに400億ポンド相当の事業契約を締結した」

 日本円で約6兆2841億円!

 対中国「セールス」に奔走していたのがジョージ・オズボーン財務相だ。オズボーンはフランス製原発への出資の見返りに中国「国産」原発「華龍1号」を英国内に建設する、と約束していた。

 テリーザ・メイは首相に就任した直後、オズボーンを解任した。

 経済政策とともにメイ首相が懸念したのが「英国の安全保障」だ。

<メイ氏の政策の知恵袋であるティモシー氏は昨年、中国は英国の原発の権益を利用してエネルギーの脅迫を仕掛け、世界的な危機が生じた場合に電力を止めると脅す可能性があると書いた。>

 日立製作所、東芝も遅々として進まない英原発計画を抱えている。

 日立製作所。英国に原発を建設するためだけに設立された企業「ホライズン」買収。買収金額、約939億円!

 東芝。英国に原発を建設するためだけに設立された企業「ニュージェネレーション(ニュージェン)」買収。買収金額、176億6300万円! 2015年7月。ニュージェンは原発用地取得の契約を交わしたが、その金額を明らかにしていない。

 英国が脱原発に舵を切れば、巨額の先行投資は泡と消える。

|

« 明日7・28経産省前テント広場で発行『東芝の深い闇』(書籍CD)郵送も受付中 マスコミが触れない東芝の真実を読んでください | トップページ | 石破茂「安倍独裁に反旗」世耕弘成が経産相に 気をつけろ! 史上最悪の「原発プロパガンダ」が始まる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81762/66803868

この記事へのトラックバック一覧です: 英ヒンクリーポイント原発計画延期 フランス電力取締役辞任 メイ首相「時間が必要」:

« 明日7・28経産省前テント広場で発行『東芝の深い闇』(書籍CD)郵送も受付中 マスコミが触れない東芝の真実を読んでください | トップページ | 石破茂「安倍独裁に反旗」世耕弘成が経産相に 気をつけろ! 史上最悪の「原発プロパガンダ」が始まる »