東芝が米国へのABWRの設計認可更新申請を取り下げた!「米国では原子力のニーズが高い」(志賀重範)東芝自らが新会長のウソを認めた!
「日本からみますと、原子力について非常に否定的な見方になってくるわけですけれども、アメリカ、もしくは海外に出るとですね、原子力のニーズは高く評価されております」
志賀重範・東芝会長
2015年11月27日 東芝が「米国原発のウソ」を自ら認めた。
7月1日。東芝のプレスリリース。
<当社は、米国原子力規制委員会(NRC注1)に対し、改良型沸騰水型原子炉(ABWR注2)の設計認証(DC注3)の更新申請を行っていましたが、このたび、取り下げました。>
<今般、米国内での電力価格低迷に伴う新規建設案件が当面見込めないことなどから、DC更新は現時点では必要ないと判断し、今回取り下げることとしました。>
「アメリカでは原子力のニーズが高い」という志賀会長の投資家への説明は大ウソだった。
同じ会見でダニエル・ロデリック東芝原子力部門CEOは、もっとひどいウソをついている。
「2週間ほど前、ホワイトハウスのスタッフ会議に私も参加しましたが、『気候変動の問題に立ち向かっていくには原子力がどうしても必要だ』『これまで以上の規模で原子力が必要だ』と言う声が多く聞かれたことをご報告したい」
問題は、投資家を欺いたウソつきふたりの処遇だ。
志賀重範 東芝副社長→会長
ダニエル・ロデリック ウェスチングハウス社長→東芝エネルギーシステムソリューション社長兼CEO
大ウソつきがそろって昇格!?
こんな人事はありえない!
<なお、当社の米国テキサス州のサウステキサスプロジェクト(STP)原子力発電所3・4号機としてABWRを建設する計画については、2016年2月にNRCより建設運転一括許可(COL注4)の承認を得ており、今後電力市況を見極めながら建設開始を検討中です。今回の更新申請取り下げによる影響はありません。>(東芝プレスリリース)
できるわけがない!
東芝が米国に勝手に原発を建設することは法律で禁止されている。現地のパートナー企業は5年が過ぎてもひとつも現れない。損失は毎年100億円ずつ増えている。
「STPをあきらめない」ことこそ、投資家に対する裏切りである。
米国で今、何が起きているのか?
ディアブロキャニオン原発永久閉鎖。
フォートカルフーン原発永久閉鎖。
クリントン原発永久閉鎖。
クアド・シティーズ原発永久閉鎖。
わずか1ヶ月で4つの原発の閉鎖が決まった。
さようなら原子力。
志賀、ロデリックを解任せよ!
| 固定リンク
« 自民党のネット情報操作「GPIF 損失」でグーグル検索すると1ページ目に大江英樹の「年金は大丈夫」プロパガンダがふたつ登場 | トップページ | 英国EU離脱 ドナルド・トランプによる共和党の崩壊 世界は変革のときを迎えているのに「希望」を語る人が誰もいない日本の選挙 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント