インドが原発計画を「5年」から「7~15年」に延期! 東芝は当初の原発建設予定地ミティビルティから追い出された
「5年でインドの原子力設備容量を3倍にする」
できるわけねーだろ、と思っていたら……案の定!
7月21日。J・シン大臣が「5年という計画は妥当ではなくなった」と言い出した。
「7~15年という長期的な範囲で目標提案を行う」
前日の20日。インド上院で「東芝製原発の予定地変更」も明らかになった。
2009年。東芝子会社ウェスチングハウス社製原発6基を西海岸のグジャラート州ミティビルティに、GE日立ニュークリア・エナジー社製原発6基を東海岸アンドラ・プラデシュ州コバダに暫定指定。ところが……。
<コバダにWH社との技術協力で原子炉を建設すると決定。>(原子力産業新聞 7月25日)
じゃあ、日立製作所はどこに原発を建設するの?
まさに「漂流するインド原発」だ。
<サイトの変更理由についてDAE(引用者・註 インド原子力省)は明言を避けた。>
激しさを増す原発反対運動について政治家、役人が何も言わないんだから、お話にならない。
<また、仏アレバ社製欧州加圧水型炉(EPR)の建設が予定されているマハラシュトラ州ジャイタプールについても、「同様のサイト変更要請が住民や関係組織から出ているのではないか」との問いに対し、DAEは「散発的な反対運動は見受けられるもののサイトの変更は考えていない」と答弁している。>
散発的な反対運動!?
であるなら、お前ら、何万人も逮捕しないだろ!?
なんともあいまいな記事で「今後の展開に注目」としか書けないが……。
これ、インド政府の「敗北宣言」じゃねえ?
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