さようなら原発 ネブラスカ州フォートカルフーン原発 永久閉鎖決定 この原発は2011年6月に洪水で水没していた!
6月16日。
米国オマハ・パブリック・パワー・ディストリクト(OPPD)社は、
ネブラスカ州フォートカルフーン原発を今年末までに早期閉鎖すると発表した。
<閉鎖により、今後20年間で7億3500万ドル~9億9400万ドルのコスト削減になる。>
<5年間は電気料金の値上げを行わず、供給地域の平均料金より20%低い価格を追求する。>
同社は4月に第三者機関に電源計画の調査を依頼。
<長期にわたる天然ガスの低価格により同社のガス火力発電コストが低下した。>
<顧客のエネルギー消費が伸び悩んでいる。>
バラク・オバマ政権が掲げる「クリーン・パワー計画」は、発電におけるCO2排出削減プランを各州に要請していたが……。
<この計画の最終版では、既存の原発には無炭素電源クレジットが与えられないことが判明した。>
原子力ロビイスト「米電力エネルギー協会」の声明。
<近年に早期閉鎖が決まった原子炉は12基にのぼる。>
<各州政府や連邦政府のリーダーたちは、すべての電源を適切に評価する政策を取りまとめるべきだ。>
<正しく評価された原子力施設が、電源多様化の一環として温存されるよう力を尽くさなければならない。>
寝言は寝て言え!
「3・11」直後の2011年6月9日。
洪水によりフォートカルフーン原発の堤防が決壊。
翌7日。水浸しの原発で火災が発生。使用済み核燃料プールの冷却が90分間停止。レベル2の重大事故だ。
「原発は安全な冷却運転停止中である」と発表されたのは6月17日。
その間に何があったんだよ!?
さらに6月23日。原発所有会社のヘリが原発の2・4Km地点に緊急着陸。
「飛行禁止区域だ!」
「原発に墜落したらどうするんだよ!?」
OPPDは叱られた。
さらに3日後の6月26日。堤防が完全に決壊し、380リットルの石油が流出。
さらに4日後の6月30日には、ガソリンポンプが炎上。作業員が大やけどを負った。
底抜け脱線ゲームか!?
こんな原発、閉鎖されて当然だ!!
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