フランス原発スト情報操作 グーグル検索「1位→33位」消されたAFP最重要記事
「アレバ社の闇」をさまよっていた今週。フランスからビッグ・ニュースが飛び込んできた。
<仏で労働法改革スト拡大 市民生活にも影響、各地で衝突も>(AFP 5月27日)
「解雇を容易にする」新労働法案が提出され、大規模な抗議行動があったことは私も知っていたが……。
<各地の給油所や原子力発電所でもストが行われ、運転の停止や遅延が生じている。>
原発でストライキ!?
再稼動前の大飯原発のように、原発のゲートを「外から」封鎖しようとする抗議活動は何度もあった。
原発が「内側から」封鎖された!?
フランスの通信社AFPのウェブには、9枚の写真が掲載され、クリックするとスライドしていく。写真をめくっていくと……。
積み上げられた古タイヤに火が放たれ黒煙が上がっている。背後にはアレバ社製原発の巨大な冷却塔が水蒸気を空に吹き上げている。
想像を絶する光景である。
<南部トリカスタン(Tricastin)原子力発電所では、職員らが積み上げたタイヤに火をつけ、黒煙が上がった。同国最大の労働組合連合「フランス労働総同盟(CGT)」によると、国内の電力の4分の3を供給している原発19か所のうち、3か所を除く全てがスト実施を決めた。>
この重大ニュースを日本のマスコミはまったく報道しなかった。
AFP(フランス通信社)は、AP通信、ロイターに次いで世界第3位の規模を持つ通信社であり、もちろん、日本にも支局がある。日本の新聞社はAFPから記事を買っている。
BBC(英国放送協会)は連日、フランスの原発ストを伝えていた。
一方、アメリカのニュース専門テレビ、CNNは一切報道しない。
インターネットしか信用できない?
そんなことはない。実はネットが一番ダメ。
原発スト突入の翌日である5月27日。グーグルで「原発 ストライキ」を検索すると、当然、最上位に冒頭のAFP配信記事があった。
ところが、この原稿を書いている5月30日に検索すると……。
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