「中国原発の損失を認識しろ!」東芝の渡辺幸一財務部長はBIG4会計事務所KPMGから吊るし上げをくらっていた!!
中国で建設中の三門・海陽原発4基は、深い闇に包まれた「ゲゲゲの原発」だ。
ジャーナリストの川端寛が入手したメールにはこうある。
<先ほど、AP1000のプロジェクト管理を二年以上請け負っているKPMGから、中国・USのAPプロジェクトは大きな問題を抱えており、ロスコントラストにすべきと進言を請けてしまいました。>(『文藝春秋』2016年4月号)
日付は2013年10月2日。
メールを書いたのは、東芝の渡辺幸一財務部長。メールを受け取ったのは電力カンパニーのT社長。
注目してほしいのは、「US・中国」ではなく、「中国・USのAP1000プロジェクト」で書かれていることだ。米国の原発4基は、わかっているだけで26億ドルもの損失を原発所有企業に与えているが、このメールは、「中国の4基はもっと深刻な事態になっている」ことを示唆している。
KPMGは、オランダに本拠を置く会計事務所。世界4大会計事務所BIG4のひとつだ。
「ロスコントラスト」は、おそらく、「ロスコントラクト」を誤記したもの。
ロスコントラククトは、「失注」。
2012年末。三門・海陽原発に8機の冷却材ポンプが設置された。
ところが、2013年1月。海陽原発で冷却材ポンプのテストが行われ、「羽根車が脱落」という初歩的な欠陥が発覚した。冷却材ポンプは、米国カーチス・ライト社に返品され、原発建設工事は4基すべてで止まった。
渡辺部長のメールは、テストの9ヵ月後に書かれたものだ。
東芝は中国企業に約束していた。
「2013年11月に三門原発1号機の商業運転を開始します」
タイムリミットの1ヶ月前に、このメールが発信された。
<その後、ファイナンススタッフに囲まれ、2Qで追加のコストを認識すべきと進言を受けてしまいました。>
このメールは、「東芝が中国の原発で巨額の損失を出した」ことを証明している。
未だ闇に包まれているのは「追加のコスト」の具体的な金額だ。
東芝の渡辺幸一財務部長は、2015年9月の記者会見に突如現れ、とんでもないウソをがんがん吐き散らし、その後、表舞台から消えた幽霊のようなやつである。
「2015年度の業績予想も未だ開示できず、社会的責任を痛切に感じております」
室町正志社長がマイクを置くと、渡辺の独壇場となった。
「2014年度決算は、もろもろございましたが、実質的な営業損益は増益であります」
「原子力事業の2014年度の売上高は6200億円で前年度比10%増。STPの減損なかりせば、増益です」
この男もまた、地球ではない他の惑星に住んでいる。
「中国原発の損失を認識せよ!」
BIG4会計事務所から吊るし上げをくらったのは2年前だ。
にもかかわらず、渡辺は、「原子力事業の損失はサウス・テキサス・プロジェクトの410億円だけだ」と言い張った。
この大ウソつきが、未だ東芝財務部長の椅子に座っているのだ。
何が問題か、誰の目からも明らかだ。
最大の爆弾は隠されている。
中国「ゲゲゲの原発」爆弾が炸裂するとき、東芝はどうなる!?
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