日立製作所はサウス・テキサス・プロジェクト原発増設計画から逃げていた!その後、東芝が詐欺団の頭目に
<日立・GE、米で原発受注 30年ぶり新設へ>
日本経済新聞 2006年6月23日
世にも奇妙な一面トップ記事である。
新設計画が塩漬けにされ、東芝に大損失を与え続けているサウス・テキサス・プロジェクト(STP)原発。
当初の計画では、日立製作所とゼネラル・エレクトリックが受注するはずだった!?
しかし、日立製作所HPにプレスリリースはない。
大誤報!?
記事の根拠は次のくだり。
<六月十九日にNRGエナジーが米国の原子力政策を決める原子力規制委員会に建設の意向を正式に伝えた。>
同年11月になって、日立製作所は以下のプレスリリースを発表している。
<日立製作所とGEが原子力事業における世界的な戦略的提携に合意>
<既に、ABWRは米国での設計認証を取得済みであり、NRGエナジー社がGE、日立などの協力を得てABWR型2基の建設を行う計画を発表するなど、需要は確実に伸張している。>
設計認証を受けたのは、GEだ。
東芝が原子力委員会に提出した資料。
<米国政府による原子炉供給メーカーの認定について>(2009年10月20日)
<当社がSTP-3/4で建設を予定している米国型ABWRは、東芝・GE・日立が共同で開発したABWRを、米国の原子力規制に基づいて1997年にGEが設計認証を取得したものである。STP-3/4プロジェクトでは設計認証を取得したGEではなく当社が建設する>
日立・GE連合が
NRGの原発新設計画から逃げた!
NRGの発表は確かに「原発の需要」を示すものだが……。
日立とGEはNRGの話には乗らないよ!!
日立・GEは、計画が「詐欺」だということを見抜いていたのだ。
<破産と五〇〇パーセントものコスト超過、原発安全基準の違反に対する刑事上の罰金。>
<NRGは破産の縁から這い上がってきたばかりで、したがって投資対象としては最低ランクだ。>
<利用者から集めた電気代10億ドルをテキサス南部の古い発電所にムダ使いし、><原発は安全基準をまるで満たしていない。>
グレッグ・パラスト『告発!』早川書房
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