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2016年5月24日 (火)

アレバ社暗黒史 ロスチャイルド「4年後までにウラン価格を急騰させろ」田中角栄「7年後にフランスのウランを買う」日本人が怪物アレバを誕生させた

 ロスチャイルド家の詐欺は、ウラン価格変動グラフにはっきりと示されている。

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 福島第一原発の事故が起きたまさにそのとき、中部電力のCMで「経済評論家」勝間和代はこう語っていた。

「原油価格って大きく変動しますし、それが話題になるんですけど、経済成長のためには、エネルギーというのは、量とコストの両方が安定してなくてはいけないんです。燃料価格に左右されにくいというのは(原発の)大きな強みなんですね」

 このグラフを見てから、したり顔を作れ!

 ウランほど価格変動の激しいエネルギー源はない!

 このグラフには大きな山が二つあるが、両方とも詐欺師の犯行記録である。

 1972年にパリに集結した面々。

 リオ・ティント・ジンク(イギリス・フランス・スペイン)。リオ・アルゴム、デニソン(カナダ)。ウェスタン・マイニング(オーストラリア)。南アフリカ核燃料公社。

 1973年3月。「秘密クラブ」は、後に環境団体によって暴露される「秩序ある市場のためのルール」という文書を作成した。

 グラフを見てほしい。

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 1975年。たった2年でウラン価格は40ドルにまで急騰した。

 この年、仏原子炉製造企業フラマトムが誕生した。

 1976年に入ってもウラン価格は上昇を続けた。

 この年、仏核燃料企業コジェマが誕生した。

 逆の見方をすれば「ウラン価格40ドル」が実現し、やっと「民間」原子力企業は市場への入場を許された。

 2001年。フラマトムとコジェマが合体し世界最大の原子力企業アレバが誕生する。

 

「核の秘密クラブ」は、どうやってウラン価格を吊り上げたのか?

<各生産国が生産を抑えて、割当量を厳重に守る。>

1972年7月、アメリカ以外の世界ウラン市場の推定需要が、70年代いっぱいにわたって、この5ヶ国に割り当てられた。詳細なパーセンテージが定められ、入札に際しての細かい手続きも取り決められた。また、ウラン市場で「中間業者」を介在させるのを排除するという特別規則も採択した。>(『核の栄光と挫折』)

 確かに「細かい」取り決めだが、疑問は残る。

 こんな「談合」のみでウラン価格が2年で10倍になるか?

 そこに助っ人として登場したのが、「よっしゃ、よっしゃ」の田中角栄だったのだ。

 

「これがトップ商談ってもんだよ」

 1973年10月5日。フランス、イギリス、西ドイツを歴訪した田中首相は、上機嫌で記者と懇談し、こう言い放った。

「核エネルギーについて、フランスで話があったから、ウランを一千トン、買おうと言っておいた」

読売新聞の見出しは、

<仏の濃縮ウラン 7年後千トン購入>

 7年後?

 田中角栄の「トップ商談」とは、「先物取引」だったのだ。

 日本は米国と濃縮ウラン購入の約束を交わしている。すでに前金も払わされているので1980年までは米国の濃縮ウランで発電をする。

 当時、田中角栄は、エネルギー問題をめぐりヘンリー・キッシンジャー国務長官と激しく対立していた。

 1973年11月14日。来日したヘンリー・キッシンジャーに向かって、田中角栄はこう言い放った。

「アメリカが日本に石油を供給してくれるのか!?」

 キッシンジャーは、

「それは国務大臣である私が関わる問題ではない」

 田中は一歩も引かなかった。

「日本は石油輸入の80%を中東に依存している」

 田中は「日本のエネルギーを米国にゆだねるのは危険だ」と考えていた。それが彼を中国、パレスチナを含む「全方位外交」「資源輸入国の多角化」へと駆り立てた。

 田中角栄は「7年後にフランスのウランを買う」とロスチャイルドに約束した。

「核の秘密クラブ」結成により、ウラン価格が急騰した。

 ウランは、石油、石炭と同様「限りある資源」である。

 7年後、「核の秘密クラブ」が支配するウランを「日本が買い占める」ことが決まっている。

 ウラン価格は、狂ったように高騰を続けた。

「核の民営化」「アレバ誕生」という「ありえない物語」を強力にアシストしたのは、田中角栄と私たち日本人だった。

 

 1979年3月28日。米国ペンシルバニア州のスリーマイル島原発。メルトダウン。

 2011年3月11日。東電福島第一原発。大地震。原発敷地内にいたアレバ社員8人は誰よりも早く逃げ出した。

                   (つづく)

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