アレバ社暗黒史「フランス初の女性大統領候補」→サルコジにクビを斬られる→尾行、盗聴→容疑者へ アレバ社元CEO「アトミック・アンヌ」物語
アレバ社元CEO、アンヌ・ロベルジョンの末路は「原子力の闇」そのものだ。
彼女は「フランス初の女性大統領候補」と呼ばれていた。
2011年6月。突如、解雇。人事を公表したのは、アレバ社ではなくフランス政府だった。
2012年1月。記者会見でアレバ社の内情を暴露。
「私は探偵に追い回されている」
「盗聴されている」
2012年4月。暴露本『抵抗する女』を出版。
そこには、驚愕の記述があった。
<サルコジ大統領は私を何度も呼び出し、「リビアのカダフィ大佐に原発を売り込め」と要請した。>
<私は「そんなことできるわけがない」と抵抗した。>
出版の直後、サルコジとカダフィ大佐の関係を報道サイト「メディアパート」が暴露した。
<カダフィ政権が2007年の前回大統領選への支援のためサルコジ陣営に対し五千万ユーロ(約五十三億円)の提供を約束した文書を入手した>(東京新聞 2012年4月30日)
カダフィーからお金をたっぷりもらってから、「超福祉国家」リビアを空爆し、「狂犬」をなぶり殺しにする。
史上最悪の蛮行である。
フランスが発狂していく中……。
「アトミック・アンヌ」ロベルジョンは、「国際原子力マフィアの女王」だったのか?
それとも、自称の通り「国家に抵抗する女」だったのか?
2016年5月13日。パリの予審判事は「不正会計容疑」でアンヌ・ロベルジョンを取り調べた。
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