米国西海岸では建設禁止!死者、少なくとも24万人を出した中国・唐山大地震の震源地の近くに「東芝が原発を建設してもいい」と主張する方はコメント、反論をお願いします
AP1000のもうひとつのウリは「安全性」だった。
<静的安全システム><とは、ポンプなどの外部動力を使用せず、静的な手段で冷却などを行う画期的なシステムである。>
原子炉建屋の屋上に巨大な水タンク(50メートルプールふたつ分に相当)を設置。外部電源が喪失したら、手動で弁を爆破。重力により大量の水が落下し、原子炉を冷やす。
しかし、「画期的な安全システム」こそが、「AP1000の最大の欠陥」であることを東芝自身が認めている。
<当社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、今年の9月に耐震強化による変更内容をまとめたレポート(耐震オプションレポート)をNRCに申請しておりましたが、>(東芝のプレスリリース 2015年12月22日)
東芝は「地震に耐えられるようAP1000の設計を変更する」と米国原子力規制委員会(NRC)に約束した。
しかも、昨年9月になって、やっと!
<この度、アクセプタンスレビューが完了いたしました。これにより、NRCによる正式な審査が開始され、>
耐震審査は始まったばかりなのだ。
<NRC承認後には、AP1000の適用地域の拡大が可能になります。>
NRCは、カリフォルニア州など地震が多い地域でのAP1000原発建設を禁止していた!
誰も指摘しないが、そもそも、AP1000原発を中国に建設してはいけない。
もし、中国にNRC並みの規制機関があったなら、AP1000は、絶対に、認可されなかった。
歴史上、中国は最も甚大な地震の被害を受けてきた国だ。
20世紀以降、中国の地震による死者は54万人に上り、全世界の地震による死者数の半分以上を占めている。
1976年7月28日。唐山地震。マグニチュード7・5。死者数は中国政府発表で24万2419人。米国地質調査所の推計では65万5000人。AP1000の海陽原発は震源地の至近に建設されている。
東芝は日本を代表するメーカーである。なのになぜ、東芝の最新型原発AP1000は、日本国内に建設されなかったのか? 建設計画すらなかったのは、なぜ?
中学生でもわかる事実。
大地震が起きれば、屋上に50メートルプールが2本ある「奇妙な建物」が真っ先に倒壊する。ぶっ潰れる。
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