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2016年3月 6日 (日)

東芝の子会社、ウェスチングハウスが破産させた企業リスト 工事遅延12年(!)、反対運動の逮捕者1900人のPG&E コスト超過500%のNRGエナジー

 パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック(PG&E)社。

 カリフォルニア州ディアブロ・キャニオン原発所有。
 
Photo
 
 ウェスチングハウス社製加圧水型。
 
 1号機。1985年運転開始。
 
 2号機。1986年運転開始。
 
 1号機は1973年に完成していた!!
 
 大地震を引き起こす可能性のある活断層が発見され、計画は白紙に戻された。
 
 工事遅延は、なんと、12年にも及んだ。
 
 コスト超過額は44億ドルといわれている。
 
 1981年の反対運動では、2週間で1900人が逮捕された!!
 
 2000年。破産を申請。
 
 カリフォルニア州が救済。州が6000億ドルの債券を発行。年間20億ドル、30年間の債務をカリフォルニア州が支払い続けている。
 
 NRGエナジー社。
 
 サウス・テキサス・プロジェクト原発所有。
 
 ウェスチングハウ社製加圧水型。
 
 1号機。1988年運転開始。
 
 2号機。1989年運転開始。
 
 建設は、遅れに遅れた。
 
 ウェスチングハウスは、500%ものコスト超過をNRGにもたらした。
 
 NRGは、予定されていた建設費の5倍をウェスチングハウスに支払うはめに。
 
 2003年。破産申請。
 
 投資家、ウォーレン・バフェットが株買収で救済。今も最大株主。
 
 バフェットはオバマ政権の経済顧問に就任。
 
 オバマは、原発への投資に対する「政府保証」を3倍に拡大。
 
「原発が動かなくても投資額の7割は国民の血税でお支払いします」
 
 2011年。東芝製沸騰水型の3・4号機建設に「政府保証」をつける、とオバマが表明。
 
 2011年3月14日。東芝製沸騰水型の東電福島第一原発3号機が爆発。
 
 NRGは、3・4号機建設計画から逃げ出した。
 
 NRGが「政府保証」を受け取ったのかどうかは調査中。
 
 3・4号機建設計画が頓挫し、東芝は720億円の損失を計上。
 
 東芝単独で米国に原発を建設することは法律で禁じられている。
 
 東芝は、米国企業に打診を続けている模様だが、原発パートナー企業は未だ現れていない。
 
 東芝が、ウェスチングハウスが破産させた企業「第3号」にならない、と思う人はコメントをください。

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