清原和博の野球は「自殺未遂の連続」となった3
「思い切って、僕の胸に飛び込んできてほしい」(長嶋監督)
1997年。春季キャンプ。
屋内打撃練習場か甲高い声が漏れてきた。
「清原! 合わせに行くんじゃない。一気に抜くんだ」
「今まで、その打ち方ができなかったんだ?」
長嶋監督の声。
「初めてだ。そう! それでホームラン!」
長嶋は天才かもしれないが……。
「常勝・西武」の4番打者に対して、失礼すぎる!
「10年間、お前はなーんにもわかっていなかった」と言っているんだから。
さらに奇妙な声が漏れてくる。
「そう、そのヘッドの使い方なら頭の上でも打てる。デッドボールでも打てる」
「クソボールでも、そう、ホームランだ! 清原、打てるぞ」
なんと、長嶋は体に向かってくる球、頭の上の通過する球をホームランにする技術を清原に伝授していた。
「あれを打ったら、バッテリーが悩むぞ!」
悩む前にあきれるよ!
見逃せばいいだけの話じゃん!!
「初めてだったんだ?」
「できないわけじゃない。知らなかったんだ? 今まで」
しつこく「お前は俺様の足元にも及ばない」論を「パの4番」に畳み掛けるミスター。
これ以降、このふたりがバッティングゲージで交わした言葉を私は知らない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。



コメント