韓国「コピー」原発APR-1400の謎
そもそも、韓国に「国産原発」が存在するのだろうか?
2009年12月。
大方の予想を覆し、韓国がUAE(アラブ首長国連邦)の原発を受注した。
原発運転実績十分の「仏アレバ+GE+日立」連合に運転実績ゼロの韓国「国産」原発APR-1000が勝っちゃったんだから、韓国民は狂喜乱舞したといわれている。
これ、実は「日本の東芝の勝利」でもあった。
「韓国連合」のメンバーは「現代建設」(当時のイ・ミョンバク大統領が経営していた!)、サムスン物産、ドゥサン重工、ウェスチングハウス、東芝。
ウェスチングハウスと東芝が勝ったんだから「よかったじゃん」と思うのだが、その後の展開がめちゃくちゃなのだ。
仲間のはずのウェスチングハウスがこう言い出したのだ。
「APR-1000は韓国国産原発ではない」
「知的所有権はウェスチングハウスにある」
「これは韓国とUAEだけの取引ではなく、米国起源の原子力発電技術の移転である」
「輸出には米国政府の認証が必要だ」
APR-1400は、米国コンバッション・エンジニアリングが開発した加圧水型「システム80」の「コピー原発」だ。
コンバッションは、米国の原発黎明期にウェスティングハウス、GE、バブコック&ウィルコックスと激しく争った。
しかし、「システム80」原発は世界に3基しかない。
コンバッションは1986年にアリゾナ州パロベルデ原発1号機を運転開始した。建設には10年もかかっている。
パロベルデ原発は「米国最大の原発」といわれるが、内部告発の数も全米ナンバーワンだ。
「非常時に冷却装置が動かない」
「非常時に非常用ディーゼル発電機が動かない」
ダメダメ原発なのだ。
(つづく)
先月15日に運展開したAPR-1400 新古里三号機
| 固定リンク
« 韓国で発覚した東芝子会社、ウェスチングハウス社製原発の最大の欠陥! 非常用ディーゼル発電機は、津波を受けなくなくても、スイッチを入れただけでパチンとはじけて止まる!! | トップページ | 韓国「コピー」原発APR-1400の謎2 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント