「WHの減損を私はまったく知らなかった」室町正志現東芝社長は問題発覚時、監査法人に関する東芝の最高責任者だった!
ウェスチングハウス(WH)の
9億2600万ドル!
1138億9800万円!!
減損処理が東芝社内で大問題になったのが2013年7月末。
WHのダニエル・ロデリックは米監査法人アーンスト・アンド・ヤング(EY)から
「過去数年間新規受注がない」と指摘されていた。
原発を造ろう、という客はひとりも来なかった、ということだ。
親会社である東芝製「欠陥」原発が爆発したのだから、当然の報いだ。
ロデリックは監査報告書にサインし減損処理が確定した。
その報を聞き、東芝の久保誠CFOが激怒。
<この対応は監査法人として明らかに失格。ビット(競争入札)を行う>(『日経ビジネス』が入手した東芝の社内メール)
EYをクビにし、監査法人を代える、ということだ。
監査法人を選任する権限は誰にあったのか?
当時、室町正志東芝社長は監査委員だった!
監査委員の仕事とは何か?
<株主総会に提出する会計監査人の選任・解任及び会計監査人を選任しないことに関する議案の内容を決定すること>(会社法404条2項2号)
室町正志は監査法人変更に関する最高責任者だったのだ!
EYをクビにする権限は室町にあった。
当然、久保CFOは、真っ先に室町に相談している。
「(WHの減損を)私はまったく認識していなかった」
このウソを報道しない日本のジャーナリストは、おそらく、別の惑星に住んでいる。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント