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2015年10月19日 (月)

福島第一原発「港湾外」でストロンチウムが79ベクレル!!福島県「消された海の調査」データを発見!!http://www.mag2.com/m/0001577514.html

 もう、うんざりだ。

 またしても「消えた海の汚染データ」を発見。

 動画を編集していて、引っかかる言葉に出くわした。

「水研センターの森田ですけど、今、1週間に1回は分析センターの正しい測定があるので、もう補正できないんだったら、データを取り下げる、という選択肢もあるので、いつまでも間違ったデータを出しておく必要はないと思いますので」

 2013年10月21日。原子力規制委員会「海洋モニタリングに関する」検討会。東京電力に対し、森田貴己・水産庁が「デタラメなデータを取り下げろ」と迫るシーンだ。

 分析センター?

 そこのデータは正確なの?

 公益財団法人「日本分析センター」の「環境放射線データベース」を開いてみた。

<福島県 海水 双葉・大熊沖 全ベータ 79000mBq/L>

 いきなり、衝撃の数字が飛び込んできた。

 日付を見て、さらなる衝撃。

<2012年5月14日>

 東電福島第一原発事故から1年2ヶ月が過ぎてこの数値!?

 

 原発「沖」の全ベータ 79Bq/L

 ストロンチウム90 推定39・5Bq/L

 ストロンチウム90の告示濃度限度 30Bq/L

 

 事故から1年2ヵ月後、「原発港湾外」で法定濃度を超えていた、という東電の犯罪記録なのだ。

 全ベータの推移を見ていこう。

 

 2011年2月17日 0・05Bq/L

 なぜか、1年3ヶ月分のデータはない。

 2012年5月14日 79Bq/L

 

 海のストロンチウム汚染が1580倍に!!

 これが原子力災害の現実なのだろう。

 

 2012年8月21日 1・3Bq/L

 

 海のストロンチウム汚染が60分の1以下に低減?

 

 2012年11月9日 33Bq/L

 

 いや、数値はまた25倍以上に?

 

 2013年2月12日 11Bq/L

 

 その後……のデータは……ない。

Photo

事故前の数値は棒グラフでは「見えない」

 日本分析センターに電話した。

「双葉・大熊沖の海水データはなぜ、2013年2月で止まってしまっているんですか……」

「そのデータは……」

 広報担当は自分の法人が作ったウェブサイトを開いている様子。しばらくして……。

「そのデータはうちのじゃないですね」

 ボタンをクリックすると「出典」が表示されるという。

 日本分析センター、自分で調べてねーじゃん!

 電話を切って教えられた操作をすると……。

<福島県庁>

 福島県原子力安全対策課に電話じゃ!

「なぜ、データは止まっているんですか?」

「海水のデータは継続して調査をしてホームページで公表しています」

「双葉・大熊沖というサンプリングポイントを廃止して、違う場所で調べている、ということですか?」

「ええ」

 やや間があって……。

「ええ、そういうことです」

 電話を切り、福島県のHPで海水のデータを探し出し、2011年5月の「最古のデータ」までさかのぼっても……。

「双葉・大熊沖」のデータは……ない。

 
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