福島第一原発「港湾外」でストロンチウムが79ベクレル!!福島県「消された海の調査」データを発見!!http://www.mag2.com/m/0001577514.html
もう、うんざりだ。
またしても「消えた海の汚染データ」を発見。
動画を編集していて、引っかかる言葉に出くわした。
「水研センターの森田ですけど、今、1週間に1回は分析センターの正しい測定があるので、もう補正できないんだったら、データを取り下げる、という選択肢もあるので、いつまでも間違ったデータを出しておく必要はないと思いますので」
2013年10月21日。原子力規制委員会「海洋モニタリングに関する」検討会。東京電力に対し、森田貴己・水産庁が「デタラメなデータを取り下げろ」と迫るシーンだ。
分析センター?
そこのデータは正確なの?
公益財団法人「日本分析センター」の「環境放射線データベース」を開いてみた。
<福島県 海水 双葉・大熊沖 全ベータ 79000mBq/L>
いきなり、衝撃の数字が飛び込んできた。
日付を見て、さらなる衝撃。
<2012年5月14日>
東電福島第一原発事故から1年2ヶ月が過ぎてこの数値!?
原発「沖」の全ベータ 79Bq/L
ストロンチウム90 推定39・5Bq/L
ストロンチウム90の告示濃度限度 30Bq/L
事故から1年2ヵ月後、「原発港湾外」で法定濃度を超えていた、という東電の犯罪記録なのだ。
全ベータの推移を見ていこう。
2011年2月17日 0・05Bq/L
なぜか、1年3ヶ月分のデータはない。
2012年5月14日 79Bq/L
海のストロンチウム汚染が1580倍に!!
これが原子力災害の現実なのだろう。
2012年8月21日 1・3Bq/L
海のストロンチウム汚染が60分の1以下に低減?
2012年11月9日 33Bq/L
いや、数値はまた25倍以上に?
2013年2月12日 11Bq/L
その後……のデータは……ない。
事故前の数値は棒グラフでは「見えない」
日本分析センターに電話した。
「双葉・大熊沖の海水データはなぜ、2013年2月で止まってしまっているんですか……」
「そのデータは……」
広報担当は自分の法人が作ったウェブサイトを開いている様子。しばらくして……。
「そのデータはうちのじゃないですね」
ボタンをクリックすると「出典」が表示されるという。
日本分析センター、自分で調べてねーじゃん!
電話を切って教えられた操作をすると……。
<福島県庁>
福島県原子力安全対策課に電話じゃ!
「なぜ、データは止まっているんですか?」
「海水のデータは継続して調査をしてホームページで公表しています」
「双葉・大熊沖というサンプリングポイントを廃止して、違う場所で調べている、ということですか?」
「ええ」
やや間があって……。
「ええ、そういうことです」
電話を切り、福島県のHPで海水のデータを探し出し、2011年5月の「最古のデータ」までさかのぼっても……。
「双葉・大熊沖」のデータは……ない。
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