原発と戦争法案 福島第一原発は米軍に占領された 管直人らは脅され続けたhttp://www.mag2.com/m/0001577514.html
真っ先に駆けつけてくれた空母「ロナルド・レーガン」が被ばく。世界最強の米軍でも10隻しか持っていない巨大空母のうち1隻が使いものにならなくなった。
米軍トップにとって、「太平洋戦略の要」である空母被ばくは「日本から攻撃された」ことに等しい。
諸悪の根源は経産官僚による「情報遮断」だった。
原子力安全・保安院のボンクラどもは、「日本は独立国だ」と信じていたのだろう。「原子力ムラ」は、独立国日本からも独立した「我が帝国」だと。
怒り狂った海軍司令官は強く主張した。
「原発320キロ圏内から米国人は全員退去せよ」
在日米軍の撤退。すなわち、日米同盟崩壊である。
管直人から原発事故対応を命じられた細野豪志はこう語っている。
「あのときは日米同盟の危機だった」(テレビ朝日『原発と原爆 日本の原子力とアメリカの影』)
テレビ朝日は今も、この番組の動画をネットから消す仕事を続けている。
「情報を渡さない日本人が悪い。我々はもう一切、関知しない。自分の国は自分で守れ。我々は帰る」
米軍から脅された管直人はどうしたのか?
3月15日未明。管直人は東京電力本店に乗り込み、怒鳴り散らした。
細野豪志は言う。
「総理が言った言葉で忘れられないのは『このまま原発事故がほんとに大変なことになったら、外国が乗りこんで来るぞ』というものでした」(前出『原発と原爆』)
この「米国に侵略され占領される」という管の言葉が、ずうっと謎だった。
攻めてくるのではなく、米軍は逃げるんじゃないの?
やっとわかった。はめ込むべきピースは吉田昌郎所長の言葉だったのだ。
3月14日深夜。<……消防車が何か横田基地をもう、今日出るでしょ、あと1、2時間で出てきて、こっちに来て……>(23時8分)<とりあえず、明日の米軍は、各県を県の県警が先導してくれるという、パレードも兼ねてるようなことをやるんで、よろしくお願いします。>(23時10分 吉田昌郎 東電テレビ会議)
米軍のパレード!?
米空軍の部隊が福島第一原発に向け出発したことを、当然、管直人は知っていた。官邸から吉田昌郎に伝えられた情報である。
管直人を突き動かしたのは「東電への怒り」ではなかった。
管直人は海軍から「撤退するぞ!」と脅され、空軍からは「占領するぞ!」と脅されていたのだ。
そして、原発は米軍に占領された。
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