東電「海の占領」は憲法違反だ!! 採取した海水を社外に出さない犯罪者集団を逮捕せよ!
「別の研究室に海水を送って再計測せよ」
簡単明瞭な問題解決策を東電は蹴った
2014年2月。原子力規制委員会「汚染水対策検討ワーキンググループ」会合。
「外部専門家」の問題解決策は実にシンプルなものだ。
「別のラボで確認する、というのが一番正しいやり方だと思います」(亀尾裕・原子力機構)
東電に任せていてはダメ、ということだ。
「分析結果に疑問があれば、東電は採取した海水を別の研究室に送り、分析結果を比較する」
この問題解決策に対し、
「それはダメだ。東電に任せるのが一番いい」
などと言う人がいるだろうか?
簡単明瞭で「当然すぎる」亀尾・原子力機構の提案に、白木洋也・東電は「かしこまりました」と言いかけたが……語尾が消えた。
「かしこ……。先ほど御説明させていただきましたように、LBCに つきましては、環境管理棟と化学分析棟でございます。まだ数は少ないのですけども、今、先生がおっしゃったような評価をしたところ、やはり5・6号ホットラボにあるものがほかの2カ所に比べてやっぱり数字が違っている、というところまでは、結果として得られてございます」
白木・東電は、福島第一原発にあるふたつの研究室で「再計測」「クロスチェック」はしているので問題ない、と言い張った。
「東電が採取した海水は社外には出さない」ということだ。
さらに問題なのは、更田豊志・原子力規制委員会の次の言葉だ。
「これはどうなのですかね。今からでも改めて同一サンプルによって別機関で、とかというのをやってみる価値というのは、どう見たらいいのでしょうね」
……「どうなのですかね」?
原子力規制委員会は「クロスチェックをやれ」とは言わないのである。
原子力規制委員会はなんのために存在しているのか!?
「規制」の2文字はなんのためにあるのか!?
私たちの税金をつかって彼らは何をやっているのか!?
福島第一原発20キロ圏内の海は、今も「東電以外立ち入り禁止」のままだ。
なぜ、「汚染水対策検討ワーキンググループ」は消えたのか?
わかっていただけたと思う。
「ストロンチウム90の数値公表の前に、『海の全ベータ』は全人類に発信してしまっているので、全ベータの数値を補正するわけにはいかない」
すでに「科学」ではない。
これは「国家の意思」なのだ。
2011年4月 原発周辺の海は立ち入り禁止となった
海は東京電力のものなのか!?
「過去にグリーンピースの海洋調査を断ったのは、私の把握している限り、インドネシア一ヵ国だけです。ただ、その際、インドネシアのメディアがグリーンピースの調査を断った政府に対して批判的な報道を開始し、調査をさせろ、という世論が沸き起こり、一ヵ月後にはインドネシア政府も撤回して、最終的には調査ができました。だから、完全に拒否となると世界で日本が初めてということになるかもしれません」
佐藤潤一・グリーンピース・ジャパン事務局長が会見でこう語ったのは2011年5月1日である。
2015年。全国20カ所で行われている25件の「東電に対する集団訴訟」の原告は1万人を超えた。
トモダチ作戦に参加して被曝した米兵らが東電に対して起こした訴訟は今も続いている。原告は200人を超えた。
海は東電のものではない。
<東電はルールを破り、当局に沈黙を押し通し、マスコミに嘘八百を並べた。ここまでくればパターンがお分かりだろう。
犯罪・権力・隠蔽。>
グレッグ・パラスト『告発! エネルギー業界のハゲタカたち』早川書房
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