「子会社ウェスチングハウスの企業価値が6310億円」と言い張る東芝の狂気!!
東芝が抱える最大のリスクはなんでしょうか?
東芝の2005年度の有価証券報告書にこう書いてあります。
<【事業等のリスク】
(1)企業買収等
当社グループは、2006年2月にウェスチングハウス社グループを54億米ドルで取得する契約を締結しました。これに伴い、米国会計基準に基づき相当額ののれんが当社の連結貸借対照表に計上される可能性があります。>
「のれん」とは?
企業の買収・合併時の「買収された企業の時価評価純資産」と「買収価格」の差額。
関係者の間では、ウェスチングハウスの価値は約19億ドルと言われれいました。
東芝はウェスチングハウスを54億ドルで買いました。
54億―19億=35億ドル。約4200億円の損失です。
しかし、「のれん」は「東芝の無形資産」として計上されます。
<当社は、こののれんがウェスチングハウス社グループの将来収益力、ウェスチングハウス社グループと当社グループとのシナジー効果等を反映した適切なものであると考えています。しかし、引き続きこののれんの価値の維持向上を図ることが当社の重要な経営課題であります。>
実際に計上された「のれん」がこのグラフ↓
東芝は発狂しています。
ウェスチングハウスを買収しただけで、
「のれん及びその他の無形資産」が6倍以上に!!
東芝はウェスティングハウスの価値が、その名前だけで、
6310億円もある!?
これは東芝が儲けて返さなければならない借金です!!
もっと狂っているのが「3・11」以降の「のれん」の急増↓
ついに1兆円を超えた!?
さすがに解せないのでロイターの記者が佐々木則夫に詰め寄りました。
<ウェスチングハウス(WH)社について、東芝は多額の「のれん代」を資産に計上している。2010年12月末で約5500億円の「のれん代その他無形資産」のうち半分強がウェスチングハウスの分。これを減損する必要について佐々木社長は、「会計監査人に見てもらって今の経営の中から減損のリスクはほとんどないと評価されている。実際の収益の源は(既存の)運転プラントと燃料からきているので、新規プラントが少し遅延しても減損には至らないと思う。>(2011年4月14日)
ウソつけ!!
第三者委員会の報告書にこう書いてある。
ウェスチングハウスの原発建設が遅れ、7億8600万ドルの追加見積もりが報告されたが、東芝は決算に反映させなかった。
ウェスチングハウスは大損しているのです。
のれんの半分5000億円が減損されただけで東芝は吹っ飛びます!
ロイターの記者はもうひとつのリスクも指摘しています。
ウェスチングハウス買収に20%出資した米ショー・グループが逃げるんではないか、という懸念です。
ショーは「プットオプション」を持っているので、「ウェスチングハウス株を売る」と言えば、東芝は無条件で買わなければなりません。
佐々木則夫は全面的に否定しました。
<オプション行使は絶対ないと思っている。>
ウソつけ!!
<東芝、ウェスチングハウス社の株式20%を約1250億円で取得へ>
<今回のWH株式取得は、ショーがプットオプション(持ち分を東芝に売る権利)を行使することによるもの>(ロイター 2012年10月10日)
米国巨大企業はこう言ったのです。
「ウェスチングハウスに未来はない!」
東芝は金策に走り回ることになりました。
<東芝は現在、WH株式を67%を保有。追加取得後は87%に高まるが、、東芝が50%超を維持することを前提に、新たなパートナーに売却することを表明している。>
東芝自身がこう言っているのです。
「東芝にとってウェスチングハウスはお荷物」
「新たなパートナー」は現れていませんよね。
現れるわけがない!!
ウェスチングハウスはこう宣伝していました。
「原発建設に遅延は発生させません」
ウソつけ!
<CB&Iがウェスチングハウス(WH)の設計した原子炉用に使っている建設方式は、このプロジェクトの売り物だった。それぞれの原子炉の大規模構造部分を別の場所で構築し、最後にそれを原子炉建屋に運んで最終的な組み立てを行うというものだ。
この新技術は、30年前に原発産業の拡大を妨げた遅延とコスト超過を解消する切り札とたたえられていた。しかし、別の場所での組み立ては予想されていたより難しいことがわかった、とCB&I電力部門のジェフ・リアッシュ社長は昨秋のインタビューで述べている。>(ウォールストリート・ジャーナル 2015年3月6日)
リーマン・ショック以前。米国は十数基のウェスチングハウス社製原発建設を計画していました。
現在建設中はわずか4基。
4基すべてで「工事の遅延」と「コスト超過」が発生しています。
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