8月2日 東電福島第一原発3号機使用済み核燃料プール 最大がれきが吊り上げられる
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3号機で鹿島建設が行っているのは「復旧作業」ではなく「原子力災害」だ!
瓦礫は何度も使用済み核燃料プールに落下! 沈没!
「中長期ロードマップ」の4年間は「失敗の歴史」である
特定秘密保護法のターゲットは東電福島第一原発3号機だった。
3号機の復旧作業はことごとく失敗しているからだ。
時系列でみていこう。
2012年6月28日。TBSのライブカメラが衝撃の映像を放映した。
3号機に設置された巨大クレーンが、大量の水でがれきを吹き飛ばしている。残った海側の柱が切断されたようにも見える。
この日の夕方から福島県田村市常葉の放射線モニタが急上昇した。それまでは「0・0○μsV/h」だった線量が……。
なんと66・983μsV/h!
この事件はニュースにはならなかった。テレビも新聞も事実をもみ消したのだ。
同じ頃、「3号機使用済み核燃料プール内のがれき撤去」が、マスコミのよって宣伝された。水中写真がメディアをにぎわしたが……。
9月22日。鹿島建設の作業員がプール南側の鉄骨トラス①を遠隔操作のクレーンで持ち上げた。鉄骨トラスは他の鉄骨トラス②の下敷きになっていたため、持ち上げた状態で切断しようとした。
しかし、切断できない。鹿島が誇る吊り下げカッターでも歯が立たない。作業は中断されたが……。
「鉄骨トラス①は動いている。一部が水没している」
東電社員と鹿島の協議が持たれた。「協議した」と東電HPには書いてあるが、時間はわずか2分。ここで中断すべきだったのだが……。
油圧フォークで鉄骨トラス①を掴みにいった瞬間、鉄骨トラス全体がプール内に滑落。重機の先が当たっただけでドボン、である。
東電も鹿島も「3Dデータをもとに慎重に作業を続けている」と言うが、実際はずさんそのものなのだ。
水中の使用済み核燃料は「臨界ぎりぎり」に並べられている。臨界が「1」とすれば「0・95」という数値。つまり、隣り合う燃料棒が5%近づくだけで臨界=核爆発を起こす。
そこに長さ約7m、重さ約470kgのがれきが落ちた。
すぐに国民に伝えられるべき重大事故だが、マスコミはここでも事実をもみ消した。資料(1枚きりの紙だが)の配布を受けても報道しない。
作業は中断され、水没した鉄骨トラス①を引き上げたのは12月20日。「失敗」の埋め合わせに3カ月もかかっているのだ。
2013年に入ってもプールの同じ場所で事故は続いた。
2月6日。前年9月に水に沈んだ鉄骨トラス①を下敷きにしていた鉄骨トラス②を引き上げようとした。
引き上げには成功したが、作業後の写真を見て、おそらく、作業責任者は真っ青になったに違いない。
作業前に水面上に顔を出していた燃料交換機の最上部(マスト)が消えていた。
マストがない、ということは燃料交換機全体が沈んだことになる。
燃料交換機の重量は35トン。前年に水没した鉄骨トラス①の約75倍の重さ。しかも……。
下敷きになった燃料ラックの耐荷重量は28トンしかない!
燃料棒がバラバラになれば、当然、核爆発が起きる!
2013年2月も東日本壊滅の危機だったのだ。
マストが消えた写真から、東電は色を抜いて発表。東電HPの3号機プールはずうっと「塗りつぶされた核燃料プール」のままだ。
なぜ、重大事故は隠されたのか?
元理研の槌田敦さん、元原子力安全基盤機構の藤原節男さん、米国の原子力技術者、アーニー・ガンダーセンさんらの仮説をもとに振り返れば、こういうことになる。
3号機の燃料交換機は建屋の爆発によってプールに落ちた。もし、それが水素爆発だとしても、水素爆発→核爆発が連続して起きていただろう。
3人の仮説では、プールで核爆発が起き、その威力で燃料交換機がプールに落ちた。落ちた場所は「核爆発後のプール」ということになる。
東電と鹿島が危険極まりないプール内のがれき撤去作業を続けているのは、「核爆発がすでに起きたから、もう臨界は起きない」と考えているからなのではないか?
さらに一ヶ月後の3月8日。3号機プール。電源回路にネズミが入り込んだことによる停電が発生。この時点で原子力関係者は全員、こう思ったに違いない。
「東電に任せていたら日本は終わり」
水面を塗りつぶした東電が次にやったのは、「養生」と称してプールに蓋をすることだった。
蓋をすればがれきを撤去することはできない。
東電に問いたい。
「燃料を取り出す気があるのか?」
プール隠ぺいには成功したが、今度は原子炉の真上から湯気が出始める。
7月18日。湯気を確認した東電は、あわてて3号機オペレーションフロアの線量調査を開始したが、原子炉の真上でなんと……。
2170msV/h!!
3号機の除染作業について東電はなんと言っていたか?
「オペレーションフロア内1msV/hを目指す」
できたのは目標の2170分の1!?
衝撃の発表を最後に東電は3号機建屋内の線量を公表していない。「報道配布資料」としては一度も配られていないのだ。
配布されるのは「建屋内の汚染を調査します」というお知らせだけ。そこには調査終了時期が書かれているが、そのときがきても「調査結果」は公表されない。
私が3号機にこだわってきたのは、爆発した1号機、最も大量の放射性物質を放出したとされる2号機よりも格段に線量が高いからだ。
南相馬市の水田まで汚染を広げた3号機の「がれき撤去作業」。事件が起きた2013年8月時点での上空への放出量を比較してみよう。
1号機 0・002億ベクレル/時
2号機 0・0004億ベクレル/時
3号機 0・03億ベクレル/時
3号機は1号機の15倍、2号機の75倍も高い!
免震重要棟前で警報が鳴ったときはどうだったのか?
3号機 2800億ベクレル/時
なんと前日の9万3333倍!
それが4時間続いた!
総放出量1兆1200億ベクレル!
そのとき、鹿島建設は何をやっていたのか?
オペレーションフロアに落下したクレーンガーダを切断し撤去していた。がれきを持ち上げただけでそうなったのだ。
これこそが、米国原子力規制委員会の見解を裏づけている。
「3号機の爆発により使用済み核燃料プールの中にあった燃料の破片、粉末が2キロ先まで吹き飛ばされた」
燃料の粉末が「事故」ではなく「復旧作業」によって巻き上げられ、風に乗り、南相馬市に襲いかかった。
それが震災から2年半が過ぎた頃の現実だった。
東電は敷地内で被曝した作業員をホールボディーカウンターに入れたが、この検査ではプルトニウムもストロンチウムも検出できない。鼻孔に綿棒を入れる簡単な検査を彼らは頑としてやらないのだ。
その直後の9月5日。3号機の巨大クレーンが折れ、がれき撤去作業は中断された。
2013年12月6日。特定秘密保護法が強行採決された。
もちろん、それ以前も原発は秘密の塊だった。
しかし、3号機を追っていると改めて気づかされる。
3号機の「秘密」は、明らかにされるどころか、事故直後より増えているのだ。
事故直後から東電は建屋内部の線量調査を繰り返し行い、「サーベイマップ」を作成してきた。ところが、報道関係者に配られたのは2013年2月8日の「1号機サーベイマップ」のみ。
これは偶然だろうか?
3号機使用済み核燃料プールの水面が黒く塗りつぶされた日に配布された資料が最後なのである。
2014年3月27日。東電は「建屋内の空間線量率について」という資料をひっそりと公開した。
なんと、これが最新の「サーベイマップ」だというのである。
東電は1年以上、東電福島第一原発原子炉建屋内の線量を測っていない!
3号機5階の図を見れば「隠ぺい」は明白だ。
2013年7月。東電は原子炉上の蓋(シールドプラグ)だけで36か所の線量を測定している。詳細なサーベイマップを作るのは簡単なのだ。
東電は2014年2月19日にも3号機の線量を調べた、と主張している。ところが……。
3号機5階のサーベイマップは、シールドプラグ上にポツンと「500msV/h」。データはこれだけ。
プールの水面が塗りつぶされ、線量データも消えた。
http://keibadameningen.cocolog-nifty.com/blog/2015/03/post-ece4.html
誰も指摘しないが、グーグル検索で出てくる東電の資料は2種類ある。
「複製・転載禁止」と書かれたものとそうではないもの。
経済産業省HPにある東電資料はほぼすべて「複製・転載禁止」。
東電HPにある同じ資料からは「複製・転載禁止」の文字が削除されている。
これは「謎」でもなんでもない。
原発についての情報は、「複製・転載禁止」の「秘密」として電力会社から経産省に送られる。送られた資料のうち経産官僚が「OK」を出した情報のみが公表される。
経産省の書庫には「握りつぶされた原発情報」が山のように眠っているのである。
官僚がこの「秘密」を洩らした場合、2013年11月までは軽い罪ですんでいたが、12月からは10年以下の懲役に処される。
2013年秋。鹿島建設の巨大クレーンが折れたために3号機のがれき撤去作業は中断された。作業がいつ再開されたのか、誰にもわからない。資料に「開始時期」は書かれているが「中断」はない。復旧作業は「ずうっと続いている」ことになっているのだ。
わかるのは「また失敗した」ことだけだ。
2014年8月26日。3号機のプールに燃料交換機の操作卓が落下。作業はまたしても中断された。
鹿島建設はフォークで操作卓を掴もうとしたが、計画したフォークの向きでは燃料交換機本体が吊り上げをじゃましていることがわかる。
そこで作業は中止となるはずだが、鹿島の作業員はなんとフォークを180度回転させ、操作卓を掴もうとした。しかし、5本あるフォークの爪のうち、2本でしか支えることができなかった。
操作卓落下事故から2カ月が過ぎ、東電は3D画像がデタラメであることをやっと認めた。
<落下原因及び落下防止対策>(2014年10月27日)
<作業再開前に瓦礫の現状を再認識し、現状と3D画像に相違がある場合は3D画像を修正する。>
<3D画像のように撤去できない場合は撤去を行わず、3D画像を修正する。>
もし、プール内に燃料棒が並んでいるのなら、今すぐ作業をやめさせるべきである。
2014年12月17日。3号機のプールから「張り出しフレーム」を撤去。
作業は再開されていたが、マスコミは一切、報道しなかった。
12月19日。3号機のプールから燃料交換機の操作卓を撤去。
「失敗」を埋め合わせるために、またしても4カ月近い時間が浪費されたことになる。
情報は消されただけではない。約4年分の「報道配布資料」を読み返してうんざりする。
「タービン建屋のたまり水検査結果」
「トレンチ内の水のサンプリング結果」
「海水サンプリング結果」
「H4タンクエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果について」……。
「地下水バイパス揚水井 分析結果」
東電福島第一原発の「建屋内の情報」は、「水まわりの情報」によって塗りつぶされているのである。
結果、マスコミも原発反対派も「汚染水」だけを大声で叫ぶ。
今、まさに福島の海岸にある危機を誰も知らない。
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共同通信が47ニュースに提供した記事。
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なぜ、世界一危険な作業なのか。
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元自衛隊員の宇宙飛行士が「暗黒物質」を探しに行ったそうですが……。
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20114月14日。ロイター。
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2011年4月14日。ロイター。
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東芝が抱える最大のリスクはなんでしょうか?
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1983年。
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目を覚ましてください!!
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サウス・テキサス・プロジェクト。
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2008年11月7日。ということは米大統領選の3日後だ。
常軌を逸した国民の熱狂の中――だと私は思っていた。「どうせすぐに落胆させられる」――バラク・オバマ次期大統領は「政権移行経済顧問委員会」のメンバー17名を発表した。
注目を集めたのが「株の神様」ウォーレン・バフェットの名前だった。世界最大の投資持株会社、バークシャー・ハサウェイのボスである。
リーマン・ショックにより金融資本主義の床が抜け、多くの人が「どこまでも落ちていく」中、ウォーレン・バフェットは、投資銀行、ゴールドマン・サックスに50億ドルをポンと差し出した。
「救世主現る」
メディアはバフェットを持ち上げたが、これは隠れ蓑にすぎない。
バフェットは電力卸大手「コンステレーション・エナジー・グループ」にも同額50億ドルをポンと差し出した。
それだけではない。次に30億ドルを用立てたのはGE(ゼネラル・エレクトリック)だった。東芝、日立製作所と組み、日本に災厄をもたらした犯罪者集団である。
世界恐慌をものともしないバフェットの大盤振る舞い?
いやいや、そんなことはない。ウォーレン・バフェットは「火の車」に乗って坂道を転げ落ちていた。
リーマン・ショック直後。米国最大の原子力発電会社「エクセロン」が、テキサスの電力会社「NRGエナジー」に敵対的買収を仕掛けた。
「私が買ったときの値段より安い値段ではNRG株を売らない」
そう語ったのはウォーレン・バフェット自身だった。バフェットはNRGエナジーの筆頭株主、つまり「所有者」なのだ。
エクセロンが提示した買収案では「NRG株ひと株26・46ドル」。
バフェットの平均購入額は42・9ドル。
こいつのどこが「株の神様」!?
NRGエナジーは「破産した会社」である。
2003年。NRGは連邦破産法の適用を申請した。株価は10ドルを割り、紙くず同然となった。
私はこう考えていた。
「なるほど。バフェットは紙くずになったNRG株を買い占め、盟友、オバマの政治力をつかって大儲けをたくらんだ」
実はそうではなかった。
バフェットは、NRG株が最も高かった2007年以降の「バブル期」に買っていた。
2008年10月。NRG株は15・17ドルにまで大暴落した。
バフェットは35%を超える資産を失った。大損をした。
リーマン・ショックでバフェットが失ったカネは100億ドル以上だといわれている。
心中穏やかでいられるはずがない。NRG株大暴落の1ヶ月後、バフェットはオバマ政権中枢に足を踏み入れた。
「大統領。あなたはブッシュがやろうとしてできなかった原発の新設をやってくれるよね」
あの頃は、うすらバカになった何百万人、何千万人がこう連呼していたのである。
「イエス・ウィ・キャン」
バラク・オバマは4つの原発、計7基の原発建設に政府の融資保証をつけると発表した。うち6基が東芝製原子炉だった。
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どうしようもない犯罪企業!
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7月16日。海に放出されたストロンチウム90は推定550ベクレル。
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言葉がない、とはこのことです。
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国会に行く前に、東電ホームページを開き、我が目を疑いました。
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なんにもならなかった自衛隊ヘリの3号機放水。
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細野豪志は「子どもを守ろう」と言わなかった。
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米国の軍事費が東芝の原発建設に流れていた!?
サウス・テキサス・プロジェクトの深い闇
東芝粉飾決算の最大の闇は「サウス・テキサス・プロジェクト」である。
2010年5月。オバマ政権は、緊急の予算案を提出した。
「地雷、待ち伏せ攻撃をものともせず、兵士の命を守る軍用車を開発するため」
ウソだった!
予算総額102億3700万ドルのうち90億ドルは「原発2基建設」の予算だった、というのである。
「調査報道の第一人者」グレッグ・パラストの盟友、ハーヴェイ・ワッサーマンからの情報である。
<ハーヴェイの説明によると、NRGはかかわっているが、名義を変えて、まるでレディー・ガガのようにたちまち変身する。今回の名称は、ニュークリア・イノヴェーション・オブ・ノースアメリカ(NINA)。「ニーナ」とは、響きがいい。ニーナは二〇もの大発電会社を出し抜いて軍事費のうち90億ドルの半分を手に入れたとハーヴェイは言う。>(グレッグ・パラスト『告発! エネルギー業界のハゲタカたち』早川書房)
「ニーナ」とは何者なのか?
<新規原発を建設するために、NRGエナジーは、東芝と合弁でニュークリア・イノベーション・ノース・アメリカ(NINA、出資比率:NRG88%、東芝12%)を設立している。東芝は先進の沸騰水型原子炉建設とその工事監督を担当し、NRGは原発の運営と地方自治体その他の顧客向けの電力供給を担当する、という取り決めで、昨年末、東京電力がこの合弁会社NINAへの出資(1億2500万ドル、出資比率10%)に同意していた。>(東洋経済オンライン 2011年5月17日)
「ニーナ」の12%は「東芝のもの」なのだ。
東芝は米国の軍事費5億4千万ドルを手に入れていた?
ところが、東芝が作った原発が爆発したことでNRGエナジーもまた逃げ出した。
2011年4月。サウス・テキサス・プロジェクト中止。
理由は「福島の事故を受けて米国原子力規制委員会の審査が厳しくなるから」。
東洋経済によれば、NRGエナジーはサウス・テキサス・プロジェクトに3億3100万ドルの巨費を投じていたという。
なんでそんな簡単にやめられるの!?
グレッグ・パラストの調査報道が正確なら、「ニーナ」は40億ドル相当の「軍事費」をすでに手に入れているのだ。
大儲け!?
てゆーか、これ、巨額の「税金持ち逃げ事件」だ。
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「3・11」以降、最も奇怪なニュースは、バラク・オバマ大統領の声明だった。
「ジョージア州の原発2基の建設について、80億ドルの融資保証を行う」(2011年3月16日)
オバマ大統領はCNNを観ていなかったのだろうか?
2日前に爆発したのは東芝が作った原発なのだ。ジョージア州ボーグル原発に納入予定の原子炉は、東芝製「AP1000」である。
オバマ大統領は米軍の報告を聞いていなかったのだろうか?
前日の15日未明。横田基地を出発し、東電福島第一原発に向かっていた米軍の部隊は消えた。今もって消息不明なのだ。
直後、米軍は東電福島第一原発80キロ圏外へと避難した。
「トモダチ作戦」に参加していた空母「ロナルド・レーガン」は、放射能雲の直撃を受け、一時退避した。米国「太平洋戦略の要」である空母を失った米国海軍は次のように強く主張した。
「原発320キロ圏内の米国人は全員退避すべきだ」
実際、福島第一原発から約280キロも離れた横須賀基地では、「日本脱出作戦」が展開されていた。
史上最悪の原発事故のさなか、米軍最高司令官でもあるバラク・オバマは「原発を作れ」と言ったのである。
融資保証80億ドル?
「カネを貸して戻ってこなかったら米国政府が肩代わりする」ということだ。
カネを借りるのはボーグル原発を所有するサザンカンパーである。
しかし、サザンカンパニーにカネを貸す人などどこにもいなかった。
なぜ?
人は企業を「信用」してカネを貸す。ところが、サザンカンパニーほど「信用のおけない企業」は他になかったからだ。
「政府の融資保証があるので安心」
そう思った投資家が貸したカネはどこに行く?
3号機を爆発させた張本人、東芝の金庫である。
東芝粉飾決算の闇は2009年に始まったものではない。
1980年代。サザンカンパニーは無茶な原発への投資のツケを払い続けていた。原発を作ったカネは毎年、「損失」として計上せざるを得なかった。
電力は缶詰ではない。サバ味噌煮の缶詰が2倍の価格になったので「今夜のつまみは100円のマカロニサラダにするか」ってことはできない。電力を買い控えして他のもので代用することなどできない。
だから、ルーズベルト大統領は「電力会社が勝手に価格設定をしてはいけない」という法律を作り、80年代まではそれが守られてきた。
損失を出し続けたサザンカンパニーはどうしたのか?
1989年10月。サザンカンパニー傘下「ガルフ・パワー・ユニット」上席副社長、ジェイコブ・ホートンが乗った社用機(航空機)が爆発した。
つづきはメルマガで↓
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ライブでもほとんどやっていない曲。
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飲み屋の名前は「支配層」。
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「プルトニウムの呪い」にかかった人間は人間ではなくなります。
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子会社副社長ジェイコブ・ホートンの社用機爆死について、サザンカンパニー元会長、A・W・ダールバーグはこう語ったという。
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「3・11」以降、最も奇妙なニュースはオバマ大統領が「原発を作れ」と言ったことです。
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東芝が買収したウェスチングハウス社の価値はいくら?
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私らが「シールズすげえ」とか言うのは明らかに彼らの行動を妨害しています。
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人を殺していけない、ってことぐらい誰だってわかるでしょ?
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「別の研究室に海水を送って再計測せよ」
簡単明瞭な問題解決策を東電は蹴った
2014年2月。原子力規制委員会「汚染水対策検討ワーキンググループ」会合。
「外部専門家」の問題解決策は実にシンプルなものだ。
「別のラボで確認する、というのが一番正しいやり方だと思います」(亀尾裕・原子力機構)
東電に任せていてはダメ、ということだ。
「分析結果に疑問があれば、東電は採取した海水を別の研究室に送り、分析結果を比較する」
この問題解決策に対し、
「それはダメだ。東電に任せるのが一番いい」
などと言う人がいるだろうか?
簡単明瞭で「当然すぎる」亀尾・原子力機構の提案に、白木洋也・東電は「かしこまりました」と言いかけたが……語尾が消えた。
「かしこ……。先ほど御説明させていただきましたように、LBCに つきましては、環境管理棟と化学分析棟でございます。まだ数は少ないのですけども、今、先生がおっしゃったような評価をしたところ、やはり5・6号ホットラボにあるものがほかの2カ所に比べてやっぱり数字が違っている、というところまでは、結果として得られてございます」
白木・東電は、福島第一原発にあるふたつの研究室で「再計測」「クロスチェック」はしているので問題ない、と言い張った。
「東電が採取した海水は社外には出さない」ということだ。
さらに問題なのは、更田豊志・原子力規制委員会の次の言葉だ。
「これはどうなのですかね。今からでも改めて同一サンプルによって別機関で、とかというのをやってみる価値というのは、どう見たらいいのでしょうね」
……「どうなのですかね」?
原子力規制委員会は「クロスチェックをやれ」とは言わないのである。
原子力規制委員会はなんのために存在しているのか!?
「規制」の2文字はなんのためにあるのか!?
私たちの税金をつかって彼らは何をやっているのか!?
福島第一原発20キロ圏内の海は、今も「東電以外立ち入り禁止」のままだ。
なぜ、「汚染水対策検討ワーキンググループ」は消えたのか?
わかっていただけたと思う。
「ストロンチウム90の数値公表の前に、『海の全ベータ』は全人類に発信してしまっているので、全ベータの数値を補正するわけにはいかない」
すでに「科学」ではない。
これは「国家の意思」なのだ。
2011年4月 原発周辺の海は立ち入り禁止となった
海は東京電力のものなのか!?
「過去にグリーンピースの海洋調査を断ったのは、私の把握している限り、インドネシア一ヵ国だけです。ただ、その際、インドネシアのメディアがグリーンピースの調査を断った政府に対して批判的な報道を開始し、調査をさせろ、という世論が沸き起こり、一ヵ月後にはインドネシア政府も撤回して、最終的には調査ができました。だから、完全に拒否となると世界で日本が初めてということになるかもしれません」
佐藤潤一・グリーンピース・ジャパン事務局長が会見でこう語ったのは2011年5月1日である。
2015年。全国20カ所で行われている25件の「東電に対する集団訴訟」の原告は1万人を超えた。
トモダチ作戦に参加して被曝した米兵らが東電に対して起こした訴訟は今も続いている。原告は200人を超えた。
海は東電のものではない。
<東電はルールを破り、当局に沈黙を押し通し、マスコミに嘘八百を並べた。ここまでくればパターンがお分かりだろう。
犯罪・権力・隠蔽。>
グレッグ・パラスト『告発! エネルギー業界のハゲタカたち』早川書房
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ちょっと前には普通に視聴できた動画。
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ゲームの名は「金融システムが崩壊したらあなたは生きていけない?」。
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今朝、目を覚まさなかったら、一生奴隷だよ!
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しかし、もうその手は通用しないと私は思うが……。
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ギリシャと世界経済。運命のときが近づいています。
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原子力規制委員会。消えた専門家会議には共通点がある。
「海」そして「東電以外の機関で再計測」である。
「同じサンプリング地点のふたつのグラフが同じものには見えない。誰か説明してくれますか?」(青山道夫・気象庁)
誰も説明できず、沈黙が続いた「海洋モニタリングに関する検討会」は、「次回」を予告していながら「次回」はなかった。開催されたのは4回だけ。
「汚染水の海への流出」を受けて新設された「汚染水対策検討ワーキンググループ」の場合は、さらに謎に包まれている。
2013年8月2日。2時間4分。
8月12日。2時間50分。
8月21日。2時間43分。
8月27日。3時間6分。
8月30日。3時間6分。
9月12日。4時間3分。
開催の頻度と延長時間が汚染水問題の深刻さを表している。
なぜ、「最も重要な専門家会議」は消えたのか?
2014年2月24日に開催された「第11回 汚染水対策検討ワーキンググループ会合」は紛糾し、4時間を超える議論となった。
1月15日。東京電力が「世にも奇妙な海水データ」を公表したからだ。
1~4号機取水口北側海水。
全ベータ 310ベクレル/L
ストロンチウム90 350ベクレル/L
全ベータ<ストロンチウム90!?
全ベータよりストロンチウム90の数値が高い。
1、2号機取水口間海水。
全ベータ 210ベクレル/L
ストロンチウム90 290ベクレル/L
ベータ線が検出限界値を超えた16地点中、なんと9地点でストロンチウムの90の数値が全ベータの数値を上回った。
ありえない。
東電による「海の汚染」データ改ざんを示唆する重大ニュース……であるはずなのだが、マスコミは報道しなかった。3大紙の記事ゼロ。
マスコミが反応しないので東電は、
「逃げ切れた」
胸をなで下ろしたかもしれないが、専門家は黙っていなかった。こんなおかしなデータをスルーできるわけがない。
「ストロンチウム90はイットリウム90と同時に測っていると思いますので、全ベータの場合は。そうすると、超えたというよりも誤差が2倍を超えたということになるか、と思うのですけれど、ストロンチウム90を全ベータとしてはかると2倍の数値になりますので」(亀尾裕・日本原子力研究開発機構 1月24日「第10回会合」)
なぜ、「全ベータ」というデータを取るのか?
ストロンチウム90の分析には時間がかかる。全ベータはすぐに数値が出るため、そこからストロンチウム90の数値を推定するためである。全ベータの数値には、ストロンチウム90とイットリウム90がほぼ同量含まれている。
全ベータの数値の約半分がストロンチウム90の数値だ、と推定する、ということだ。
「全ベータ<ストロンチウム90」は、あり得ないデータである。
なぜ、専門家会議は紛糾したのか?
「全ベータの数値は正しい。ストロンチウム90の数値が過大評価だった」
東電がそう言い張って引かなかったからだ。
全ベータとストロンチウム90の数値――どちらを信用すればいいのか?
亀尾はすかさずこうつけ加えている。
「そもそも全ベータの分析値というのは誤差が大きい」
放射線の専門家が100人いたら100人がこう言うだろう。
「全ベータとストロンチウム90のデータが並んでいたら、まず、全ベータの数値を疑う」
亀尾の追及はこれで終わりではなかった。
「全ベータもLBC(ガスフロー型比例計数装置)で測っていると思うのですけれど、そちらのほうは問題ないのでしょうか? ストロンチウム用のLBCと全ベータ用のLBCっていうのは違うものをお使いなのでしょうか?」
白木洋也・東電がしばし絶句し、
「機械は同じでございます」
同じ装置で測った同じ地点の海水の数値。
全ベータ 310ベクレル/L(←誤差が大きい)
ストロンチウム 350ベクレル/L
常識的に考え、「ストロンチウム90の数値が正しい」と仮定し、全ベータの数値を補正する。
全ベータ 310ベクレル/L→補正→700ベクレル/L
東電は全ベータの数値を半分以下に改ざんして公表していることになる。
問題は、原子力規制委員会が世界に発信している毎日の「港湾外の海水」データが全ベータのみだということだ。
原子力規制委員会HPトップを開き右上の「English」をクリックしてほしい。
右側の「F1 Issues」はほぼ週一回更新され、港湾外の海水の毎日の数値が全ベータのみで公表されている。
もし、この数字が半分以下に改ざんされていたら?
「汚染水の影響は0・3平方キロの港湾内に完全にブロックされている」(安倍晋三の国際公約)
本当か?
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東電が突如「排水路の汚染がひどい」と言い出したのが2014年1月。
< 連続測定というのが難しいであろうということはうなずけるので、一定の頻度でもっての サンプリングを可とするためには、こういった方式をとらざるを得ないだろう。>
それを聞き、白木・東電はニヤニヤ笑いながらこう言うのであった。
<大変、特に現場としては、②番のところが非常に苦慮したところでございますので、大変ありがたい御提案というか、これでやらせていただきたいと思います。>
こいつら全員「犯罪者グループ」だ!!
1年4カ月が過ぎても「連続モニター」はない!!
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8月14日が金曜日です。
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