東芝粉飾決算の闇 オバマ大統領、ウォーレン・バフェットが東芝をカモった!?http://www.mag2.com/m/0001577514.html
2008年11月7日。ということは米大統領選の3日後だ。
常軌を逸した国民の熱狂の中――だと私は思っていた。「どうせすぐに落胆させられる」――バラク・オバマ次期大統領は「政権移行経済顧問委員会」のメンバー17名を発表した。
注目を集めたのが「株の神様」ウォーレン・バフェットの名前だった。世界最大の投資持株会社、バークシャー・ハサウェイのボスである。
リーマン・ショックにより金融資本主義の床が抜け、多くの人が「どこまでも落ちていく」中、ウォーレン・バフェットは、投資銀行、ゴールドマン・サックスに50億ドルをポンと差し出した。
「救世主現る」
メディアはバフェットを持ち上げたが、これは隠れ蓑にすぎない。
バフェットは電力卸大手「コンステレーション・エナジー・グループ」にも同額50億ドルをポンと差し出した。
それだけではない。次に30億ドルを用立てたのはGE(ゼネラル・エレクトリック)だった。東芝、日立製作所と組み、日本に災厄をもたらした犯罪者集団である。
世界恐慌をものともしないバフェットの大盤振る舞い?
いやいや、そんなことはない。ウォーレン・バフェットは「火の車」に乗って坂道を転げ落ちていた。
リーマン・ショック直後。米国最大の原子力発電会社「エクセロン」が、テキサスの電力会社「NRGエナジー」に敵対的買収を仕掛けた。
「私が買ったときの値段より安い値段ではNRG株を売らない」
そう語ったのはウォーレン・バフェット自身だった。バフェットはNRGエナジーの筆頭株主、つまり「所有者」なのだ。
エクセロンが提示した買収案では「NRG株ひと株26・46ドル」。
バフェットの平均購入額は42・9ドル。
こいつのどこが「株の神様」!?
NRGエナジーは「破産した会社」である。
2003年。NRGは連邦破産法の適用を申請した。株価は10ドルを割り、紙くず同然となった。
私はこう考えていた。
「なるほど。バフェットは紙くずになったNRG株を買い占め、盟友、オバマの政治力をつかって大儲けをたくらんだ」
実はそうではなかった。
バフェットは、NRG株が最も高かった2007年以降の「バブル期」に買っていた。
2008年10月。NRG株は15・17ドルにまで大暴落した。
バフェットは35%を超える資産を失った。大損をした。
リーマン・ショックでバフェットが失ったカネは100億ドル以上だといわれている。
心中穏やかでいられるはずがない。NRG株大暴落の1ヶ月後、バフェットはオバマ政権中枢に足を踏み入れた。
「大統領。あなたはブッシュがやろうとしてできなかった原発の新設をやってくれるよね」
あの頃は、うすらバカになった何百万人、何千万人がこう連呼していたのである。
「イエス・ウィ・キャン」
バラク・オバマは4つの原発、計7基の原発建設に政府の融資保証をつけると発表した。うち6基が東芝製原子炉だった。
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