原発と格付け会社 スリーマイル島原発事故からずうっとネガティブ
この頃、アメリカでは金融「詐欺師」軍団が活動を開始していた。
「格付け会社」である。
それまで単なる「パンフレット製作者集団」「出版社」だった格付け会社が、証券などの発行体から手数料を徴収するビジネスモデルを確立。それまでは、政府や地方自治体、鉄道会社に限定されていた「発行体」は、爆発的に増大した。格付け会社が、ありとあらゆる紙切れに「AAA」~「C」といった記号を貼りつけていったのである。
格付け会社、「スタンダード&プアーズ」「ムーディーズ」がワシントン原子力発電所の社債に「A」の記号を貼りつけたのが1978年。
1979年3月28日。スリーマイル島原発2号炉で炉心溶融の大事故が起きた。
1983年。ワシントン原子力発電所は経営破たんした。激怒した投資家が格付け会社を訴え、論争となった。
エンロン事件、リーマンショックで世界中から非難された格付け会社の最初のつまずきは原発だったのだ。
拙書『報道詐欺 プロパガンダの百年』より
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