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2015年6月16日 (火)

「東電の海の汚染データは0点」気象庁トップ研究官が断言!! 安倍晋三「アンダーコントロール」演説のわずか6日後!!

「まず、結論から申し上げます。まったく問題ありません」

「汚染水の影響は、0・3平方キロの港湾内に完全にブロックされています」

「私たちは福島の近海でモニタリングを行っています」

(安倍晋三 IOC総会記者会見 2013年9月7日)

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 この発言からわずか6日後の原子力規制委員会。

「東電の海洋モニタリングは0点」

 そう断言した国のお役人がいた。

 この男、「国際原子力マフィア」の総本山、IAEA総会でもこう報告している。

「福島第一原発では、セシウム137、ストロンチウム90だけで一日計600億ベクレルが外洋に放出されている」(2013年9月17日)

 安倍晋三の「国際公約」はひと月もたたないうちに全否定された。完膚なきまでに叩き壊された。

 ぶっ壊した男の名は青山道夫。気象庁気象研究所の主任研究官である。

 原子力規制委員会は自ら「招かざる客」を呼び込んでしまった。

 

 2013年9月13日。第1回「海洋モニタリングに関する検討会」が開催された。

 参院選の直後に発表され物議をかもした「汚染水の海への漏えい」を受け、「海の調査を見直そう」という目的で新設された検討会……いや待て。より正確に言い直した方がいい。

 この検討会は「海の調査を見直そう」という目的で新たに生まれた専門家会議のはずだったのだが……。

「会議をぶち壊すつもりはないのですけど」

 いきなり、そう切り出したのが青山研究員だった。

「今、出されているこのデータ、放射能測定データにもかかわらず、『不確かさ』がついていません。これが学生のレポートなら0点です」

 たとえば、<サンプリング箇所「港湾中央」Cs137 4・8Bq/L>とだけ書いたレポートを大学生が提出したら「落第する」ということだ。ざっくり言えば「誤差」がないから。

 青山の説が正しいとすれば、安倍晋三は「0点の答案用紙」をもとにこう断言したことになる。

「私たちは福島の近海でモニタリングを行っています。その結果、数値は最大でもWHOの飲料水の水質ガイドラインの500分の1です。これが事実であります」

 全世界に向けて。

「そして、我が国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準であります。食品や水からの被曝量は、日本のどの地域においても基準の100分の1であります。つまり、健康問題については、今までも、現在も、そして将来も、まったく問題ないということをお約束いたします」

 にこやかに断言。

「日本にやってくるアスリートに責任を持ちます」

 安倍にこう言わせたのは誰なのか?

「海洋モニタリングに関する検討会」を仕切る中村佳代子・原子力規制委員会委員も重要な容疑者のひとりだ。

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 東電福島第一原発の現状を英語で書き、世界に向けて発信しているのが中村だからである。

 青山道夫研究員の前にある「0点データ」は、単に「東電データ」ではない。東電が採取し、分析し、中村が評価しまとめたもの。「制作・東京電力」「監修・中村佳代子」データなのだ。

「『0点』と言われたら、いつもとぼけた表情の中村だって怒るだろう」

 そう思って動画を見ていたら……。

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http://www.mag2.com/m/0001577514.html

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