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2015年5月 7日 (木)

1億人は更田豊志・原子力規制委員に「命を預けた」などと言っていない!原子力災害が起きても「SPEEDIは一切活用しない」というこの国の狂気!

 ここからお話はむちゃくちゃになる。

 原子力規制委員どもの言動が論理一貫性ゼロメートル地帯にずり落ちていくからだ。

<原子力規制委が原子力災害対策指針を改定 SPEEDI活用せず>(産経ニュース 2015年4月22日)

 原発で事故発生。

「どっちに向かって走ればいい?」

 このとき、この国は、放射能拡散予測を国民には一切、見せない、ということだ。

 原子力規制委員は、福島の農家に「田植えはするな」と言いたいがためにSPEEDIを活用した。

 原子力規制委員は、国民の命がかかった場面で「SPEEDIを活用するな」と命じた。

 わかがわからん、とはこのことだろう。

 このとき、島国・日本は分裂した。

 新潟県の意見書。

<実測値のみによる防護措置の判断では被曝が前提となるため、判断材料のひとつとして予測的手法も活用し、早めに防護措置が実施できる仕組みとするように>

 規制委の決定を聞いた泉田裕彦・新潟県知事。

「まったく理解できない」

「言っていることとやっていることが裏腹で、信用できない組織だ」

 福島県の担当者はこう語っていた。

「安全で確実な避難をするためにはSPEEDIの予測精度を高めることも必要。使えるものは使っていくべきだ」

 4月23日。関西広域連合は「SPEEDIを活用するよう」原子力規制庁に申し入れることを決めた。

 静岡県の担当者。

「避難先や避難ルートの選定にSPEEDIは有効。実測値に頼りすぎるとかえって混乱する」

 などなど。

 規制委の決定は地方自治体の要望と真っ向から対立するもの。

 日本全国の批判に対し、しっかり反論した人がいるか?

これは繰り返し何度も申し上げていますけれども、防護措置上の判断を予測手法に頼ろうとすると。もちろん、これはそういうことができればいいという願望なのだろう」(原子力規制委員会 4月22日)

 吠えているのは更田豊志委員だけなのだ。

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「願望を事実であるかのように信じ込ませようとするのを『安全神話』と呼んでいて、これはもう安全神話に過ぎなくて」

 誰がこの男に「命を託す」と言った?

「長年、我が国は世界的に極めて異例な、ガラパゴス的防災対策を採ってきたために、その安全神話が広がり過ぎてしまっている部分があり」

「どういった放射性物質がどれだけ、いつ、放出されることを事前に知ることができるなどというのは、これは完全に安全神話に過ぎない」

 これは「地方切り捨て」だけじゃないよね。

「願望に頼って防災上の防護措置を実施するような、こんな危険なことがあっては断じてならない」

 これは国による棄民政策に他ならない。

「願望に基づいて、住民の方の健康に関わるような判断をするというのは極めて危険です」

 今、世界で最も危険な作業現場は福島第一原発3号機だ。

「あり得ないと思っています」

 3号機の危険をSPEEDIで予測することなど「あり得ない」。

 ほんのちょっと前。

「SPEEDIを使って予測してあげたから、田植えはするな」

 そう言っていたやつが、どの口で言ってんだ!?

 
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 明日5・8できるだけ早く経産省前に行き、「このむちゃくちゃなことはどうして起きているのか」をお話したいと思います。
 
 お気軽にお立ち寄りください。

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