A排水路の泥42万ベクレルの衝撃!K排水路だけではない!すべての排水路が想像を絶する汚染http://www.mag2.com/m/0001577514.html
更田豊志・原子力規制委員会委員はこう言っていた。
「本当にこれ(K排水路)だけなのか?」
調べてみて……またしても腰を抜かしそうになった。
A排水路の泥。
Cs(セシウム)-137 420000Bq/kg
全ベータ 490000Bq/kg
……やっぱりなあ……。
でもこれ、最悪の「やっぱり」だよ。
A排水路もダメ。クロ。むちゃくちゃな汚染。
これ、いつのデータだと思いますか?
2013年12月3日採取。
2014年1月24日の「特定原子力施設監視・評価検討会 汚染水対策検討ワーキンググループ」で公表。
この会合で白木洋也・東電は明言している。
「当然、海の方に泥成分も流れる」
A排水路からも、42万ベクレルの泥が、4年間ずうっと、港湾外の海に流れ出ていた!!
大問題なのは、このデータが「ワーキンググループ」の中だけで握りつぶされていることだ。「本会議」であるはずの特定原子力施設監視・評価検討委員会には提出されていない。
何が起きていたのか、時系列で見ていこう。
2013年12月3日。原子力規制庁の職員3名が東電福島第一原発に入り、排水路の調査をした。
GPS付きの線量計で空間線量を測ってみると、A排水路の枝水路付近で異常に線量の高い「ホットスポット」を発見した。規制庁職員は同行した東電社員に進言した。
「ものすごく汚れているじゃないか!? 調査をしているのか?」
東電社員はおそらく、
「見つかっちまった」
お役人に叱られなければ、隠しておきたかったのである。
A排水路の泥を採取したのはまさにその日。ということは、「東電が調べた」のではなく、お役人に言われたから仕方なく、東電が泥を取って分析にかけた、ということになる。
どこまで腐った会社なのか?
K排水路の泥を採取したのもまさにその日。
その数値が「原子力ムラ」を震撼させたのだ。
K排水路の泥。
Cs(セシウム)-137 580000Bq/kg
全ベータ 670000Bq/kg
私はすべての会議動画をチェックしているわけではないが、これらの数値を読み上げた会議参加者をひとりも見たことがない。
汚染がひどすぎて、触れることができないのだ。
「なぜ、調査をして対策を講じないのか?」
おそらく、ここで登場したのが、東電が雇った弁護士である。
「雨水が通る排水口は、原子炉等規制法の監視対象外」
アドバイスを受けた東電幹部は、
「保安防護規則18条の報告をしていない、と記者会見で責められているんだが」
「18条の報告はとっくの昔にやってるじゃないですか?」
ここで登場するのが「発災時のフォールアウト」というキーワードだ。
「事故直後に東電は何度も18条報告をしていますよね。環境に放出された放射能の推計総量も発表してますよね」
それで「18条問題」はかたがつく、と東電は判断したのだ。
「法律にそう書いてあるんだから、そう言い張ってこの問題をしのぎ切ろう」
法律的にはそうなるかもしれないが、そんなもの、地元の人たちに真顔で説明できる代物ではない。社会性ゼロメートルの屁理屈だからだ。
「もうこれ以上、会議に資料を提出するな!」
「大至急、人間をかき集めてドブさらいをしろ!」
「泥が流れ込みそうな斜面はコンクリートで固めろ!」
激しいプレッシャーの中、東電の底抜け脱線ゲームが始まった。
泥を採取した日の3日後、「特定秘密保護法」が強行採決された。
「排水路の調査はしないんですか?」
記者会見のあと、東電に詰め寄ったおしどりマコさんは、担当社員の言葉に唖然とした。
「これ以上の調査はしない。規制庁にも過去の会見でも発表していない情報なので出さない」
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