「3・11」から1480日「全ての放射線データを公開します」?東電は今さら何を言っているのか!?http://www.mag2.com/m/0001577514.html
新しい東電の資料をめくっていて、腰を抜かしそうになった。
<当社が福島第一原子力発電所で測定する全ての放射線データを公開する。>(3月30日)
……おい!!
「3・11」から1479日もたって……今さら、何を言ってんだ!?
資料のタイトルは<情報公開に関する新たな仕組みと組織のあり方>。K排水路の汚染水問題で叱られたから、
「これからは、データ隠しはしません」(???)
具体的に何をやるのか?
<「福島県原子力発電所所在町情報会議」をベースに新しい意見交換の場の設立>
また出た! 聞いたことのない名前の会議。
「福島県原子力発電所所在地情報会議」(以下「情報会議」)をネットで調べてみたが……。
……おい!!
2011年2月18日を最後に、一回も開催されていねえじゃねえか!?
<福島県原子力発電所所在町情報会議とは?>
<福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の業務運営に関する情報を公開し、発電所の運営が適切に行われていることをご確認いただけるように発足した会議>(東電HP)
……おい!
これって「地元民は話を聞いて『東電は正しい』ということを確認しろ!」ってことじゃねえか!?
<メンバーは立地4町推薦の自治体・商工関係者の方々等と両発電所長が参加します。>
大問題はここ。
地元の誰が参加しているのか、東電HPにはどこにも書いていない。ネットを検索してもメンバー名はたったひとりしか判明しなかった。
2008年1月19日に行われた保安院主催のシンポジウムに参加した「情報会議代表」根本充春さんは大熊町小入野地区の区長さんだ。シンポには、悪名が高すぎる「消えた御用学者」大橋弘忠・東大教授も参加している。
そもそも、この「情報会議」は、2002年に発覚し、東電トップ5人が引責辞任に追い込まれた「原発トラブル隠し事件」を受け、2003年2月6日に発足した。
ところが、この第一回の会議資料を見ても、参加したメンバーの名前が書かれていない。
まったくお話にならない。
「3・11」以降、「情報会議」が一回も開催されなかったのはなぜ?
「原発が爆発したので情報は公開しません」
そう宣言しているに等しい。
こんなものを「ベース」にして「新しい意見交換の場」を作ると東電は言っているのだ。
「3・11」から1479日が過ぎて!!
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