ロシア野党指導者射殺事件 反プーチン・デモに資金を出しているのは誰? わずか1日でネムツォフ氏のさまざまな表情をとらえた大量の写真ボードを準備http://www.mag2.com/m/0001577514.html
「これ、おかしいだろ!?」
なぜ、誰も声を上げないのか?
3月1日。モスクワで行われた野党指導者追悼デモの「絵」についてである。
ボリス・ネムツォフ氏の写真が印刷された巨大横断幕。その後ろに、ネムツォフ氏のさまざまな表情が並んでいる。すべてモノクロ写真だが背景の色はさまざま。同じ大きさの写真ボードに高く掲げるための同じ長さの柄がついている。
同じ大きさのロシア国旗は、報道写真を見るかぎり膨大な数に上っている。さらに「私は恐れない」「戦え」と書かれた小型のプラカードも大量に配布されている。
ネムツォフ氏が射殺されたのは2月27日深夜。急きょ「追悼」の行進となったデモが3月1日。
一日ちょっとで写真ボードや横断幕を準備したのは誰なのか?
容疑者その1 ジョージ・ソロス
「国境なき政治家」を自称する投資家、ジョージ・ソロスはこのところ、ロシアとウクライナのことしか言わなくなった。たとえばこの記事。
<混沌とする世界経済・・・世界3大投資家は2015年の経済をどう見る?>(ZUUオンライン)
読者が聞きたいのは「どんな金融商品を買えば儲かるの?」だと私は思うが、紹介されたソロスの言葉はこれ。
<原油の急落、欧米の経済制裁により、ロシアはデフォルトに近づいており、そうなった場合は1998年の再来、あるいはそれ以上になる。>
ちょっと待て。一見、冷静な分析のようだが、「原油の急落」を扇動してきたのはソロス本人なのである。
<アメリカ合衆国が、プーチンに圧力をかけるのに、最も効果的なのは原油放出だ。>(2014年3月20日)
その直後、米国エネルギー省は戦略的石油備蓄(SPR)の放出を宣言。原油価格とルーブルの暴落の引き金を引いた。
同時にウクライナに対する資金と武器の供与をソロスは主張した。
<欧州は目を覚まして、ロシアの攻撃を受けていることに気づく必要がある。>
<欧州連合(EU)首脳は状況の対処を誤っており、「ウクライナの積極的な改革プログラムに対して大規模な支援プログラム」を策定できなければ、同国はおそらく「破綻する」だろうと指摘した。>(ブルームバーグ2015年1月9日)
IMF主導の対ウクライナ支援額170億ドルに対し、約3倍の500億ドル(約6兆円)が必要だ、とソロスは主張する。
つまりは「原油暴落でロシアをデフォルト(破産)に追い込め!」「ウクライナに資金を提供し戦争でロシアをぶっ潰せ!」ということだ。
「国境なき政治家」ソロスの初仕事はポーランドの「連帯」に札束を渡すことだった。以後、チェコスロバキアの反体制組織「憲章77」、グルジア「バラ革命」などに資金を提供。一貫して、ソ連、ロシアと闘ってきた。
ソ連崩壊後、ロシアに大量の資金と人員を送り込んだソロスが大儲けできたのはボリス・エリツィンが大統領だった時代だけ。エリツィン政権の第一副首相が射殺されたボリス・ネムツォフ氏である。
<プーチン大統領とメドベージェフ首相が、経済金融のルールを無視し、目先の利益を求めすぎた。その結果深刻な影響が起きている。>(ジョージ・ソロス 前出ZUU)
容疑者その2 ミハイル・ホドルコフスキー
ジョージ・ソロスの見解「プーチンは経済金融のルールを無視した」とは具体的には何を指すのか?
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