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2015年3月30日 (月)

原子力災害を起こした国は独裁国家になる!隠された「K排水路」「敷地境界線量10倍超」http://www.mag2.com/m/0001577514.html

 3月26日。東京電力本店で「中長期ロードマップ」についての会合が持たれた。

 東電HPに「議事概要」とあるが、そこをクリックしても「何が話し合われたのか?」はわからない。これは、会議の前に配布された資料で「前回」(2月26日)の主な発言が記されているだけ。

「何が問題なのか?」は一ヶ月後にならないとわからない、という東電一流の隠ぺい工作だが……。

<K排水路の状況については、昨年の1、2月の特定原子力施設監視・評価検討会にて敷地境界線量の議論があり、その中でデータが示されていたが、その後は示されなかったものと認識している。>(金城真司・原子力規制庁東京電力福島第一原子力発電所事故対策室長)

 ……???

 東電福島第一原発K排水路の汚染水問題はずうっと隠され続けてきたのでは?

 特定原子力施設監視・評価検討会とは?

 調べてみて驚いた。

<実行線量の制限である1mSv/年未満は、平成25年3月時点の評価では達成されていた。しかしながら、同年4月に発生した地下貯水槽に貯蔵されていた汚染水が敷地境界線近くのタンクに移送されたことに伴い、同年8月時点の当該タンク付近の敷地境界における実行線量の評価値は7・8mSv/年となっている。>(原子力規制庁 特定原子力施設監視・評価検討会への資料 2014年1月31日)

 敷地境界の線量がわずか5カ月で少なくとも7・8倍になった!?

 2013年8月に何が起きたのか?

 3号機のがれき撤去作業により、通常の9万3333倍の放射性物質がまき散らされた。

 東電はあくまで「汚染水タンクからの放射線が原因」と言い張るが、そんなわけはない。

 それは会議の紛糾を見れば明らかだ。

年間8・07mSvという評価の数字を申請させていただいております。>(白木洋也 東電原子力立地・本部)

 わずか21日前に東電が公表した「7・8mSv/年」もウソだった!?

 この日に配られた東電資料によれば、敷地境界の最大線量は「8・04mSv/年」(←また数値が違う?)。そのうち「7・45mSv」(92・66%)は汚染水タンクからの放射線だという。

「だったら、そのタンクの水を浄化するとか、よそへ持っていくとかすればいいじゃん」

 中学生でもそう思うはずだが、白木は突如、こんなことを言い出す。

<ひとつは、直接線、スカイシャイン線による実効線量、これが8・04と、ほとんどがこの寄与でございます。この中で特に注目すべきは排水路ということというふうに認識してございます。>

 ……排水路!?

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