特定秘密保護法のターゲットは東電福島第一原発3号機http://www.mag2.com/m/0001577514.html
私が3号機にこだわってきたのは、爆発した1号機、最も大量の放射性物質を放出したとされる2号機よりも格段に線量が高いからだ。
南相馬市の水田まで汚染を広げた3号機の「がれき撤去作業」。事件が起きた2013年8月時点での上空への放出量を比較してみよう。
1号機 0・002億ベクレル/時
2号機 0・0004億ベクレル/時
3号機 0・03億ベクレル/時
3号機は1号機の15倍、2号機の75倍も高い!
免震重要棟前で警報が鳴ったときはどうだったのか?
3号機 2800億ベクレル/時
なんと通常の9万3333倍!
それが4時間続いた!
総放出量1兆1200億ベクレル!
そのとき、鹿島建設は何をやっていたのか?
オペレーションフロアに落下したクレーンガーダを切断し撤去していた。がれきを持ち上げただけでそうなったのだ。
これこそが、米国原子力規制委員会の見解を裏づけている。
「3号機の爆発により使用済み核燃料プールの中にあった燃料の破片、粉末が2キロ先まで吹き飛ばされた」
燃料の粉末が「事故」ではなく「復旧作業」によって巻き上げられ、風に乗り、南相馬市に襲いかかった。
それが震災から2年半が過ぎた頃の現実だった。
東電は敷地内で被曝した作業員をホールボディーカウンターに入れたが、この検査ではウランもプルトニウムも検出できない。鼻孔に綿棒を入れる簡単な検査を彼らは頑としてやらないのだ。
その直後の9月5日。3号機の巨大クレーンが折れ、がれき撤去作業は中断された。
果たして偶然だろうか。
強烈な放射線は鉄を内側からボロボロにしてしまう。
2013年12月6日。特定秘密保護法が強行採決された。
もちろん、それ以前も原発は秘密の塊だった。
しかし、3号機を追っていると改めて気づかされる。
3号機の「秘密」は、明らかにされるどころか、事故直後より増えているのだ。
事故直後から東電は建屋内部の線量調査を繰り返し行い、「サーベイマップ」を作成してきた。ところが、報道関係者に配られたのは2013年2月8日の「1号機サーベイマップ」のみ。
これもまた偶然だろうか?
3号機使用済み核燃料プールの水面が黒く塗りつぶされた日に配布された資料が最後なのである。
誰も指摘しないが、グーグル検索で出てくる東電の資料は2種類ある。
「複製・転載禁止」と書かれたものとそうではないもの。
経済産業省HPにある東電資料はほぼすべて「複製・転載禁止」。
東電HPにある同じ資料からは「複製・転載禁止」の文字が削除されている。
これは「謎」でもなんでもない。
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