TBS「ディキャッチ」宮台真司「後藤健二さんは英国の軍事顧問会社と契約し軍事訓練を受けていた」は中学生でもわかるウソ!http://www.mag2.com/m/0001577514.html
「後藤健二さんが英国の軍事顧問会社と契約し軍事訓練をしていた」
今、なぜか「世に倦む日日」は沈黙しているのに……「後藤健二スパイ説」というむちゃくちゃを言い出した職業陰謀論者に助け船を出すかのごとく……またしても宮台真司が!?
実際、この部分だけがネットをひとり歩きしている。
「宮台さんは安倍政権に批判的で文化人で大学教授でラジオのニュースのレギュラーコメンテーターで……」
だから正しい!……そうなるのだろうか? そうなるのならもう、この国を捨てるしかないよ!
「やっぱり後藤はスパイだ! 安倍政権に雇われている。集団的自衛権関連法案を強行するためのアクターだ」
「そうだそうだ! このサイトを見てみ。イスラム国の画像はフォトショップで合成されているよ。後藤さんは死んでないよ」
やめろ!!
もう書いてて本当にいやになるが、TYRのホームページ。
「TYR SOLUTIONS」のロゴの下には、
「CONSULTANCY-TRAINING-MEDICAL」(直訳「コンサルタント」「訓練」「医療の」)
業務案内の冒頭は、
「HOSTILE ENVIRONMENT TRAINING」(敵環境訓練)
これだけみて「軍事訓練」とかほざいているのなら、その次を見ろ!
「医療機器」「石油とガスのビジネス・トラベラー安全訓練」
紛争地帯に行くビジネスマンのためのコンサルタント会社でジャーナリストももちろん含まれる。サイトの写真には録音機器を持ったテレビクルーも出てくる。ジャーナリストはもちろん丸腰だ。
この会社と契約したからといって、後藤健二さんが、軍事訓練をするか!?
この会社のすごいところは「個人の追跡」、つまり、誘拐された人を探したり、「偵察」現地に入っていいかどうか調べてきてくれるところだろう。
宮台真司はこう言う。
「それだじゃないんですね。(後藤さんは)保険に入っていた。その保険には、人質になった場合の交渉をTYRが行う、という項目が入っていたんですね。11月になるまでに、後藤健二さんの拘束がわかったということで、すでに実は、TYRが解放交渉に動いていた、ということもわかってきました(ここの語尾が自信なさげだが)」
なぜ、自信なさげになるかというと、「動いていた」は「イスラム国と交渉をした」と同義ではないからだ。
イスラム国とのパイプがつながれば、話は簡単。
「保険金から身代金を出すから後藤さんを解放してほしい」
「いくら出せるのか?」
『日刊ゲンダイ』の報道によれば、後藤さんが入っていた「一日10万円」保険の「身代金」として出せる額は500万ドル(約5億9000憶円)。
「500万ドル出す」
これで即解決だ。
これも小学生が考えてもわかること。
イラクを空爆したのはアメリカであり、日本ではないから。
リビアを空爆したのはフランスであり、日本ではないから。
シリアの内戦に日本はほぼ関与していない。
もちろん、私たちの手は汚れているが、「500万ドル出す」と言う相手に対し、イスラム過激派がこう言うか?
「イラク戦争に最大の資金援助をしたのは日本だから、この日本人ジャーナリストを殺す。ゼニカネの問題じゃない」
言わないでしょ!?
私なら、この「天から降ってきたような金」を絶対につかむ。つかまいでか!
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