« 安倍晋三は「吉田調書」を公開したかったのでしょうか?ぼつぼつ時系列で書きます(可能なら) | トップページ | 「吉田調書」自衛隊の給水車を「ぶんどれ」と命令した吉田昌郎所長は本当に英雄?②「検討します」は現場の指揮官として最低の言葉 »

2014年9月13日 (土)

「吉田調書」自衛隊の給水車を「ぶんどれ」と命令した吉田昌郎所長は本当に英雄?

(東電テレビ会議)

 
<2011年3月14日07:38
 
オフサイトセンター武藤栄副社長 なんか自衛隊がね、ヘリコプターで水を、その山火事のときみたいに運ぶこともできる、という話もあるようですけども>
 
Photo_2
 
 ここですでに大きな疑問が浮かび上がります。
 
 大参事がここに至るまで、吉田昌郎所長は一度も自衛隊に支援の要請をしていない?
 
 なぜだ!?
 
『航空ファン』2011年6月号によれば、
 
3月11日
 
化学防護車4両とともに中央特殊武器防護隊、大宮駐屯地から出動
 
3月12日
 
陸自 ケーブルを福島第二原発(以下2F)へ空輸 3機のヘリで霞ケ浦から
 
空自 航空支援集団が福島第一原発(以下1F)にバッテリーを空輸
 
(註・この飛行機は現在、行方不明。運んだのかどうかもわからない)
 
陸自 東北部方面隊100名がオフサイトセンターに向け福島駐屯地を出発
 
空自 C-130輸送機でポンプのモーター3機を2Fに空輸
 
3月13日
 
空自 給水車両10両が2Fに到着 50名が作業開始
 
 2Fでは自衛隊が大活躍しているのに、
 
 1F敷地内には自衛隊員がひとりもいなかった!?
 
 吉田昌郎所長は、自衛隊員を原発内に入れたくなかったのだ。
 
 それを示唆するのが次のくだり。
 
<14日07:40
 
1F吉田所長 ほんで、今の自衛隊の話ありますが、もし自衛隊さんが水を持ってきてもらえれば、ろ過水タンクにメイキャップすれば、今のラインナップでそのままにしとけばどんどん逆流ピットに水が流れますので、そこでコントロールできると思うんですね。>
 
 自衛隊の支援が必要だ、と吉田は判断した。ところが……。
 
<武藤副社長 わかった。
 
吉田所長 だから、非常にありがたいといえば、ありがたいんですけども。>
 
 なんで、そんなに煮え切らないの?
 
 なんか気にかかることがあるの?
 
 武藤副社長は驚きます。
 
<武藤副社長 えっ!?
 
吉田所長 ありがたい。>
 
 なぜ、言い直すかな?
 
 吉田昌郎所長は本当に「日本を救った英雄」なのでしょうか。
 
 津波のあと、2Fでもほぼ同じ事態が進行していました。
 
 電源喪失。そして冷却機能喪失。
 
 唯一の違いは炉内のデータが読めたことだけです。
 
 1F吉田所長と2F増田尚宏所長の違いは、『東電テレビ会議』をみれば一目瞭然です。
 
 テレビ会議は2Fにもつながれていましたが、増田所長は無駄口も泣き言も一切言わない。
 
 すべて自分の判断で大参事に立ち向かっていたのです。
 
 1Fでは、いろんな立場の人が、てんでバラバラに勝手に発言していましたが、増田所長は自分以外の人間の発言を禁じていました。
 
 情報の一元化は、危機対応の基本中の基本。
 
 一元化したうえで、増田所長は情報を自衛隊と共有し、内部の人間と外部の人間を有機的に結びつけて危機に対応したのです。
 
 1F吉田所長はこう考えていたんじゃないですか?
 
「外の人間には見せたくない」
 
Photo_3
 
吉田昌郎所長
 
Photo_4
 
増田尚宏所長
 
 どっちが「日本を救った英雄」でしょうか?
 
(つづく)
 
詳しくはメルマガで
 

|

« 安倍晋三は「吉田調書」を公開したかったのでしょうか?ぼつぼつ時系列で書きます(可能なら) | トップページ | 「吉田調書」自衛隊の給水車を「ぶんどれ」と命令した吉田昌郎所長は本当に英雄?②「検討します」は現場の指揮官として最低の言葉 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81762/57363446

この記事へのトラックバック一覧です: 「吉田調書」自衛隊の給水車を「ぶんどれ」と命令した吉田昌郎所長は本当に英雄?:

« 安倍晋三は「吉田調書」を公開したかったのでしょうか?ぼつぼつ時系列で書きます(可能なら) | トップページ | 「吉田調書」自衛隊の給水車を「ぶんどれ」と命令した吉田昌郎所長は本当に英雄?②「検討します」は現場の指揮官として最低の言葉 »