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2014年7月14日 (月)

3号機がれき撤去で南相馬を襲った放射性プルームとセシウム 今年1月のメルマガを採録しますhttp://www.mag2.com/m/0001577514.html

 2013年8月12日。東電福島第一原発の免震重要棟で警報が鳴った。

連続ダストモニタからの警報で「敷地内の放射能レベルが急上昇した」ということだ。

 モニタの近くでバスを待っていた東電所属の作業員10人が被ばく。

 東電は、4ベクレル/cm2以上を「身体汚染」と定義しているが、最大の被ばくは17ベクレル。

 最初に疑われたのは、バス停前にある暑さ対策のためのミスト発生装置だった。

「作業員全員のマスク着用」「水道水使用禁止」が一斉放送され、ミスト発生装置は止まった。

 ここからの東京電力の対応は、労働法違反というより、「殺人」に近い。内部被曝について、ほとんど何も調べていないのだ。

 被ばくしたのは全員が東電所属の作業員で「仲間」であるはずなのに……。

 被害者はホールボディーカウンターに入れられだけで、「内部取り込みなしを確認」。

 ホールボディーカウンターでは、プルトニウム、ウランは検出できない!

 記者会見でフリーの記者たちは何度も指摘してきた。

「鼻などから試料を取って核種分析をすべきだと考えないのか?」

 なぜ、東電は核種分析を頑なに拒否し続けているのか?

 想像してほしい。

 核種分析をして、プルトニウムが検出されたらどうなるか?

 

 2013年8月19日。再び同じ警報が鳴った。バスを待っていた協力会社所属の作業員2人が被ばく。13ベクレルと6・9ベクレル。

 ミスト発生装置は、12日から動いていないので、最初の疑惑は否定された。

 では、原因はなんなのか?

 私も私なりにこの被ばく事件に注目していたが、それよりも3号機の5階フロアから出ている「湯気」と、すぐ近くから「発見」された2・17シーベルトという猛烈な線源がなんなのか、ということに目がいっていた。うかつだった。

<福島第一原子力発電所 免震重要棟前ダスト濃度上昇および身体汚染者発生に関する原因と対策について 平成25年9月12日 東京電力株式会社>

 この文書を発見したのは、年が明けてからだった。

 大量被ばく事件発生。ちょうど一ヶ月がたったとき、

「原因は3号機のがれき撤去作業でした」

 東京電力は、ひっそりと白状していたのだ。

 作業員として敷地内で働く「ハッピー」さんも3号機を疑うツイートをしていたが、予言が的中した。というか、現場にいた人は、ほとんどが3号機を「やばい」と思っていたのかもしれない。

「重要な情報はプレスリリース、関係者一斉メールで発表するはず」

 うかつなことに私はまだ、そんなことを信じていて、「東電HPをチェックしていればいい」と考えていた。

 文書は、「参考資料」と題されていた。

 やはり、隠されたのは3号機と、そこに大量に存在するプルトニウムだったのだ。

「参考資料」は、記者会見に行かなければ手に入らない。記者会見場にいた記者が報道しなければ、闇に葬られる。

 そして、記者たちは国、東電など「隠したい側」の意向どおり、この文書を無視したのだ。

 

 2013年8月12日。3号機では何が行われていたのか?

 その作業を撮影した写真は一枚も公表されていない。

 4号機でも同じ作業が行われていて、写真も公表されているのに……。

 3号機に設置された無人重機は、5階オペレーションフロアに落下した天井クレーンガーダ(移動式の梁)撤去作業を行っていた。

 19日には、同じ場所の小さながれきを撤去していた。

 ここにも数々の「謎」「隠ぺい」「犯罪行為」が潜んでいる。

 そもそも、クレーンをも吹き飛ばす爆発とはなんだったのか?

 それは本当に水素爆発なのか?

 どこにどんなものが落下しているのか?

 検証はまったくされていない。

現在、東電を相手取って被害救済を求める民事訴訟は全国13カ所で、約4500人の原告によって提起されている。

国内だけではない。3号機爆発時、福島沖にいた米空母ロナルド・レーガンの乗組員らも、「被ばくした」として、アメリカで訴えを起こしている。

裁判の最中に、現場検証がまったくされないまま、がれきを撤去?

そんなこと、許されるわけがない!

 3号機の現場には、今後、同様の事故が起きたときに参照できる、貴重な知見が詰まっている。人類が共有すべき貴重な資料であり遺産である。

 東京電力と無人重機を動かしている鹿島建設は、人類史の大事な1ページをぶっ壊そうとしているのだ。

「証拠隠滅」作業の結果、何が起きたのか?

 東京電力の説明は、

<3号機原子炉建屋上部がれき撤去作業において、天井クレーンガーダ撤去後のがれき集積、撤去を行っている時に、ダスト上昇が見られたことから、風雨の影響を受けずに天井クレーンガーダの下敷きになり堆積していたダストが、天井クレーンガーダの撤去により外気にさらされたことで飛散した可能性が考えられる。>

 天井クレーンガーダは推定40メートル前後の細長い2本の棒である。東電はこれを5本に切断し、12日に3分の1ほどを撤去した。

 そのわずかな面積に堆積したダストが、100メール以上離れた場所にいた10人に襲いかかり被ばくさせた?

「ダスト」の正体とは何か?

<使用済み燃料プール内の核燃料の破片や粒子が「3号機から1マイルも」吹き飛ばされた>(ニューヨークタイムズ 2011年4月5日)

これが世界の常識ならば、「燃料そのもの」、プルトニウム、ウランなどが襲いかかってきたのか?

 東電が試料を取って分析をしないので、さっぱりわからない。

 事故直後から、東電は「臨界の証拠」といえる放射性物質を訂正、隠ぺいし続けてきた(『原発の深い闇』宝島SUGOI文庫に詳しく書きましたので参照してください)。

 2011年3月27日午前。

「2号機タービン建屋内の水から、通常運転中の原子炉の中の水の1000万倍のヨウ素134を検出しました」

 その日の夜。

「1000万倍は10万倍の誤りでした」

「ヨウ素134ではなく、コバルト56でした」

 次の日の未明。

「コバルト56ではなくセシウム134でした」

 底抜け脱線ゲームの末、東電発表の「強烈な放射能」は、大方がセシウムのベクレル数だけで表現されるようになった。

 今回の大量被ばく事件についても、「参考資料」にはセシウムの値しか書かれていない。被害者が送り込まれたホールボディーカウンターも、ほぼセシウムの内部被ばくしか検出できない。

 3号機では「労働そのもの」が隠ぺいされている、という証言も報道されている。

<がれき撤去作業にあたる無人機は光ファイバーなどを駆使したハイテクの遠隔操作によるものと、東電と元請けゼネコンは、アピールしてきました。しかし、現場は無人ではありません。作業員は無人機投入の現場の事前確認をし、大型カッターで分解したがれきをさらに細分化し、移動させます。

作業関係者は「連日、100人近い人間が3号機に張り付いている。東電のホームページには登場しない、『陰の作業チーム』だ。ほとんどが偽装請負だ」と労基法違反の事実も指摘します。>(しんぶん赤旗 2013年5月20日)

東電福島第一原発3号機の2年10ヶ月――これが犯罪ではなくて、何が犯罪なのか!?

http://www.mag2.com/m/0001577514.html

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