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2014年6月24日 (火)

「菅首相が船に乗ればテレビに映る。それだけは絶対にやめていただきたい」吉田昌郎所長

『カウントダウン・メルトダウン』(船橋洋一 文藝春秋)を読んでいます。

 大変、気になる記述があります。

<細野(豪志)は、吉田に電話し、船を送るので、そこを従業員の宿舎として使ってほしいと言った。>

 トイレは詰まっている。シャワーも浴びることができない。

 ベッドがないので床に横たわるしかない。

 事実上の「政府代表」だった細野補佐官は、

 原発作業員の労働環境改善を申し出た。

 2011年3月18日か19日のことです。

 しかし、吉田所長はこの申し出を断ってしまうのです。

<吉田は細野に感謝の意を述べたが、その申し出を断った。

「原発事故のため、避難している被災者の方々が、いらっしゃる。彼らが避難している時に、現場の待遇だけよくすることはできません。被災者の方々の待遇をよくすることが先でしょう」>

 ここまでなら美談。「吉田さんはやはり英雄だった」となります。

 しかし、本当の理由はそのあとの言葉にあります。

<吉田は、もう一つの懸念を口にした。

「菅首相が船に乗ればテレビに映りますよね。それだけは絶対にやめていただきたい」

「オープンになるようなら、その船には(作業員の誰も)乗りません」>

 太平洋を北上した船にテレビカメラがある。

 絶対に映されてはいけないものが、原発の海岸にあったのです。

 吉田所長のこの反応は、「自衛隊敷地内突入」のときとそっくりです。

 3月14日07時30分頃。東電は自衛隊に給水車を要請します。

『カウントダウン・メルトダウン』を読んでも、

「最後の砦は自衛隊であり、米軍ではない」

「我々、自衛隊員が祖国を守る決死隊になる」

 そんな覚悟がひしひしと伝わってきます。

 しかし、吉田所長はなんとも煮え切らないのです。

「だから非常にありがたいといえば、ありがたいんですけど」(東電テレビ会議)

 オフサイトセンターにいた武藤栄副社長に

「え?」と問い返されて、吉田所長は言い直します。

「ありがたい」

「だから、それは、これこそたくさん今、ポンプありますから、(自衛隊が)持ってきた水をろ過水タンクの中に入れるのは、いくらでもこちらでできますから」

 吉田所長は自衛隊員を敷地内に入れたくなかったのです。

 直後、吉田所長はテレビ会議のマイクから離れ、

「内輪で協議」した模様です。それを受けて、本店の誰かが、

「今1Fの方でちょっと検討してもらって、自衛隊の給水車7台は1Fの方で運転手を出して、車をぶんどって、それでやりたいとという話がありますんで、お願いします」

 吉田所長は、日本の「最後の砦」である自衛隊から、

「車だけぶんどれ。隊員を中に入れるな」

 そう命じているのです。

 現場にいた者だけが知る「秘密」があったのでしょう。

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