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2014年5月 3日 (土)

東電福島第一原発3号機核爆発?「中性子が検出されています」「出てる。3号だよね」(東電テレビ会議)

 槌田敦『福島原発事故3年 科学技術は大失敗だった』(たんぽぽ舎)より

<(11:02)吉田所長「大変です。3号機、多分水蒸気・・だと、爆発がいま起こりました」(テレビ会議p264
 6時頃から始まった中性子の異常について、所内会議があり、臨界とそれに伴う水蒸気爆発の可能性について議論がなされたものと考えられる。この臨界による水蒸気爆発との認識を吉田所長はつい話してしまったのであろう。
(11:03)保安班「この部屋の環境ですが、ガンマ線量に変化はありませんが、中性子が検出されています。0・02μSv/hです」(テレビ会議p265)
 中性子線は、正門付近でのモニタリングカーの測定に加えて、免震重要棟でも測定されていた。
(11:06)小森常務「中性子がちょっとでている。絶対量がわからないけれど、」。本店「でてる。3号だよね」(テレビ会議p265)
 この発言から、本店も臨界による爆発であることを認めていることが示される。>
 3月14日のテレビ会議では、「中性子」という言葉が飛び交っています。
 しかし、3月17日以降、新聞、テレビは「中性子」を禁句にします。
「ウラン濃縮度20%未満の原発用燃料は絶対に爆発しない」
 これが「原子力ムラ」の金科玉条だったからです。
 しかし、3号機の使用済み核燃料プールで
 少なくとも3000℃の強烈な熱が発生します。
「臨界爆発」(槌田敦)
「水による中性子減速を利用した即発臨界」(アーニー・ガンダーセン)
「核爆発(ピカドン)」(藤原節男)
Photo

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コメント

テレビ会議には、やっぱり中性子に関する会話があるんですか。
福島原発3号機の燃料露出とベント開始がほぼ同じ時間であったのが失敗だったのでしょう。通常運転中は、格納容器に窒素封入してます。窒素を封入する訳は、ウィキペディアで「炭素14」で検索すると、(内容の一部です)
炭素14は対流圏上部から成層圏で、窒素原子に熱中性子(専門書では、1.5MeV程度の中性子)が吸収されることによって生成している。宇宙線が大気に入射するとさまざまな反応が起こり、その中には中性子を生成するものもある。生成した中性子と窒素原子から以下の反応によって炭素14が生成する。
n + 14N → 14C + 1H
とあります。つまり、窒素原子に中性子が取り込まれると、放射性物質である炭素14と水素が生成されますが、運転時に格納容器内の物質の放射化を抑えてくれる。窒素が無ければ格納容器内の放射線線量は高くなってしまう。
事故後に、1~3号機の格納容器に窒素を入れた訳は、1.5MeV程度の中性子を吸収することから、もし、メルトダウンした燃料が水中に無い場合には、核分裂を抑制してくれるはずです。水素は発生しますが。
ベントが成功すると格納容器の窒素が無くなり、中性子は広範囲に飛び出します。3号機は燃料プール水位が下がりました。シールドプラグで散乱した中性子は燃料交換時に使うゲートが中性子が飛び出すの最高の場所となったのでしょう。この中性子が燃料プールを照射し「6時頃から始まった中性子の異常について、所内会議があり、臨界とそれに伴う水蒸気爆発の可能性について議論がなされたものと考えられる。この臨界による水蒸気爆発との認識を吉田所長はつい話してしまったのであろう。」となったのでしょう。
(JCO事故では、2km離れた日本原子力研究所・核融合施設の中性子モニタで中性子が検出されています。放射能の放出は無し)

投稿: 通りすがり | 2019年2月19日 (火) 16時28分

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