原発闇金クニベくん「福島の被災者は78番目に並べ!」國部毅三井住友銀行頭取
日本の支配層はこう考えているに違いない。
「私募債、一般担保とかいっても庶民のバカどもにはわからんだろう」
「こっそりやれば、文句を言うやつは誰もおらんよ」
黒幕はこいつだ。
三井住友銀行頭取 國部毅
またの名を「原発闇金クニベくん」
こいつ、ウシジマくんより非情で悪質で人非人だ。
「3・11」直後、東京電力と経産省が三井住友銀行に泣きついた。
「原発事故被害者に補償をしなければならないので、無担保で2兆円貸してください」
クニベくんは、
「補償は国がやるんだろ? わしゃ知らんわ」
交渉はもめにもめた。
もめた末の「2兆円融資」決定にこんな噂が飛び交った。
「経産省の松永和夫、財務省の勝栄二郎ら官僚が、なんらかの政府保証をつけたに違いない」
東電が借金を返してくれなかったら、国がお金を立て替える、という約束だ。
ところが、そうじゃなかったようなのだ。国が前面に出てきたのではない。
「2兆円は順次、私募債に切り替えていきます」
史上最悪の原子力災害の莫大な補償金を
「闇金」処理しようとする犯罪の始まりだった。
東電が倒産し、債権者が押しかけてくる。
原発事故の補償金をまだ受け取っていない被害者もかけつける。
被害者が人ごみをかきわけていくと怒鳴り声。
「わしの前に出るんじゃねえ!」
原発闇金クニベくんの一喝である。
「後ろに並んどれ!」
「お金を返してもらえる人の順番」はすでに決まっていたのだ。
優先順位「1位」三井住友銀行、「2位」みずほ銀行、「3位」三菱東京UFJ銀行、「4位」三井住友信託銀行、「5位」日本生命……。
「後ろってどこまで後ろに行けば……」
被害者が泣きそうになると、クニベくんはニヤリ。
「おお、そうじゃのう。ようわからんが78番目より後ろじゃろう」
東電の私募債は、少なくとも77の「適格機関投資家」に渡っていたのだ。
(つづく)
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