野田政権の「核燃サイクル」維持決定は、イギリスからの圧力だった?
必読!『田中角栄の資源戦争』(山岡淳一郎 草思社文庫)より。
<ウォレン駐日大使は、藤村官房長官と向き合うや、ガラス固化体を「きちんと引き取ってほしい」と強い口調で求めた。日本政府が再処理事業をやめれば、青森県は使用済み燃料を受け入れなくなる。高レベル廃棄物ならなおさらだ。だからといって危険な核のゴミをそのまま預かるほどイギリスはお人よしではない。送り返すから、必ず引き取れ、と要求してきたのである。国内問題の処理に集中していた官邸は慌てふためいた。
「イギリスからの抗議は、まったく予想していなかった。盲点だった。下手をすれば、ガラス固化体を載せた船が、どこの港にも入れず、日本近海を延々と漂いかねない。そんなことになったら、日本は国際社会で完全に孤立します。この難問に答えが出せなかったのです」>
核のゴミ処理国家、その名は日本。
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