米国「放射線防護阻止チーム(PMT)「3号機の使用済み燃料の半分が流出」を想定し避難範囲を決定?
昨年2月。米政府は東電福島第一原発事故についての
米国原子力規制委員会(NRC)の議事録を公開しました。
3000ページにも及ぶものです。
そこに恐るべきことが書かれています。
<PMT(放射線防護阻止チーム)がNARAC(米国気象予報庁)50マイル以上離れた場所での放射線量の予測を依頼するに当たり、放射能源の条件を、2号機の総燃料の25パーセント、3号機の使用済み燃料の50%、4号機の総燃料の100パーセントがそれぞれ大気中に流出すると設定した。>
<3号機のプールはもうそこにはない。>
もちろん、米国の専門家の「想定」であり「見解」なのですが、
グレゴリー・ヤツコNRC委員長(当時)
3号機だけが「燃料」ではなく「使用済み燃料」なのです。
「3号機のプールから半分の使用済み核燃料が大気中に流出するだろう」
NRCはそう判断して米国人を80キロ圏の外に避難させたことになります。
ニューヨークタイムズは「NRCの秘密報告書を入手した」としてこう報じました。
<爆発により、3号機の使用済み燃料の破片、粉末が1マイル先まで吹き飛ばされた。>(2011年4月5日)
3号機の使用済み核燃料の飛散は「世界の常識」なのです。
<原発から2キロ以上離れた地点で燃料が発見されていますし、敷地内でも破片がブルドーザーで埋められた埋められたと二〇一一年三月二六日にNRCが報告しています。>(アーニー・ガンダーセン『福島第一原発――真相と展望』集英社新書)
<欧州放射線リスク委員会のクリス・バズビー博士はさらに恐ろしいシナリオを本誌に示した。
「タンクの周囲から17万ベクレルという超高濃度汚染水が検出されていますが、これは明らかにおかしい。タンク内の汚染水の濃度が急に上昇するはずがないからです。推測するに事故後の水素爆発で飛び散った燃料棒の一部が土中にあり、地下水を汚染しているのではないでしょうか。これは、言ってみれば土中に原子炉があるような状態です」>(『週刊現代』2013年10月3日号)
それが「世界の常識」なのに日本の事故調は一切触れません。
3号機の使用済み燃料プールの写真、動画は、
1年以上、真っ黒く塗りつぶされたままです。
がれきを撤去したら、東電はカラー写真が撮れなくなった?
<瓦礫を片付けてプールの中を覗くまで真相はわかりません。使用済み核燃料があるべき位置に並んでいれば、私は間違っていたことになります。>(アーニー・ガンダーセン『福島第一原発――真相と展望)
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