『原発ホワイトアウト』たった4人で実行される「核テロ」の恐怖
現役官僚が書いた小説『原発ホワイトアウト』(講談社)
<年の瀬は典型的な冬型の気圧配置となった。爆弾低気圧ともいわれる急激な天候の変化が日本列島を襲った。>
この冬も爆弾低気圧が何度も襲いかかってきました。
原発も雪で覆われ、年末年始で作業員の数も激減。
<新しく公表された規制基準は、テロ対策として、原発そのものを二四時間武装した警官で警備することや、いざという場合には自衛隊が出動することなどが定められていたが、原発の敷地外の対策に関しては、一切定めていなかった。>
<民間施設としては考えられるすべての防備を施している新崎原発だが、そこから送り出される電気が通る送電塔は、無防備に、むき出しにされたまま、大雪のなかで寒々と立っていた。>
<崔のオヤジが、手慣れた手つきで鉄塔の基礎の部分にダイナマイトを装着し、発破器をつないだ。>
<午後、一一時四四分、NHKでは、「蛍の光」の合唱が「紅白歌合戦」で流れ始めるころだ。崔のオヤジが顎をしゃくって金山をうながした。
「共和国は永遠なり!」
金山はそう叫び、発破器のスイッチを押した。>
<新崎原発では、午前七時の段階で、原子炉を冷却中のバッテリー電源の残量がほとんどなくなりかけていた。そのため、非常用のディーゼル発電機を始動させようと、現場の当直の作業員が努力していた。
前日夕方からの冷え込みは非常に厳しく、気温は、氷点下九・五度に達していた。キンキンに冷え込んでいるためか、ディーゼル・エンジンがかからない。>
原発に対するテロ攻撃は簡単なのです。
「使用済み核燃料プールの上にボーリングの球を落とせば終わり」
元原発技術者はそう警告しています。
http://www.afpbb.com/articles/-/3010534
実際、グリーンピースは何度も原発に侵入しています。
誰でも簡単に「核爆発」が起こせるのだとしたら……。
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